26:名無しNIPPER[sage saga]
2017/09/07(木) 01:39:40.58 ID:+EtVRVLso
向日葵「……6時、になりましたわ」
櫻子「……うんっ」
向日葵「……あなたから、どうぞ?」
櫻子「うん……」
向日葵「…………」
櫻子「…………」
私たちは互いに、正座する脚あたりを見つめていた。爆発しそうなくらい恥ずかしすぎて顔があげられなかった。
けれど櫻子が先に、思い立ったようにぱっと顔を見上げた。私もつられて顔を上げる。
櫻子「……ひ、ひまわり!」
向日葵「は、はいっ」
櫻子「……え、えっと、そのっ」
向日葵「…………」
櫻子「あの……まずは、急にこんなことになって、ごめん」
向日葵「えっ、そんな。全然急じゃなかったと思いますけど」
櫻子「いやいや、最初のLINEは急だったっしょ……びっくりしたよね?」
向日葵「まあ……そうですわね」
櫻子「最初からはっきり言えればよかったんだけどさ……何回かチャレンジしたけど、緊張しすぎちゃって全然だめで。いつも向日葵の隣で言おう言おうとして失敗して……結局こんな形にでもしないと、伝えられなくなっちゃって」
向日葵「…………」こくり
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