193: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/02(土) 23:28:52.50 ID:uPdkT3I3O
「………っぐ!?」
掲げていた左手を握り込み、勢いよく振り下ろす。わき腹に密着していた銃口を叩き落としつつ姿勢をチビの顔面辺りまで落として肘打ちをかます。
(,,;゚Д゚)「って………」
194: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/02(土) 23:40:49.35 ID:uPdkT3I3O
(#゚∋゚)「────」
「グゥアッ!?!!?」
その横っ面に叩きつけられたのは“人影”。Ostrichの見た目に違わぬ筋力で投げ飛ばされた包囲網の1人が轟音と共に直撃し、そいつはナイフを取り落として床を滑る。
195: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 00:15:35.02 ID:hnfwegeQO
「…………っ!? なっ(#゚∋゚)「OCTaHOBиTeCЬ!
」
「ぴっ!?」
196: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 00:40:47.60 ID:hnfwegeQO
(,,゚Д゚)「………あー、あの馬鹿はあんなこと言っているが安心してくれ。俺達は決して敵じゃない。まぁこんな状況で言っても説得力なさ過ぎだけどな」
今にも地獄からの死者を名乗る蜘蛛男辺りが飛び込んできそうな空気を緩和させるためAK47を手放しながら、俺も“司令官”に声を掛ける。
元々、相手の正体が読めた時点で厳密には“敵”じゃないことは解っていた。上手く言いくるめる方法が思い付かず肉体言語で“説得”することになったのは反省材料だが、あの場で最優先すべきは熟慮ではなく一刻も早い状況の打開だったのでまぁ勘弁願おう。
197: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/09/03(日) 00:41:57.70 ID:hnfwegeQO
ホントは昨日の内にここまで来たかった……一旦寝ます。
198:名無しNIPPER[sage]
2017/09/03(日) 01:01:38.23 ID:SyK/psGA0
おつおつ
199: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 23:34:36.96 ID:BMyKX3m70
他人の容姿をとやかくいう趣味はないが、ファルロと名乗ったその男は言ってしまえば醜男にカテゴリーされる外観の持ち主だった。
背はそこそこに高いがOstrichや周りで転がっているこいつの部下のように筋肉質ではなく、寧ろ少しやせ気味。少し上を向いた鼻の筋や目元に西洋人特有の掘りの深さがなく、顔全体が少しのっぺりとしている。
鼻孔と眼は細く、口も気むずかしげに結ばれているため顔のパーツ全体が定規で引いた線のような印象を受ける。声を聞く限り年齢は若いのだが、荒れた肌や口元に刻まれた皺は寧ろ老人のそれだ。
200: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 00:03:28.76 ID:XTOLkAvV0
undefined
201: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 00:10:26.88 ID:XTOLkAvV0
( ̄⊥ ̄)「話はまだ始まったばかりなのにあっさりと解放してくれるんだな」
(,,゚Д゚)「このまま無理やりあんたんとこの忠犬共を抑え付け続けた方が誤解が起きる可能性が高まるからな」
そう言ってあえて気軽げに肩を竦めて見せ、俺もまたファルロに向けていたAK47の銃口を下げる。
202: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 00:34:59.96 ID:XTOLkAvV0
(,,゚Д゚)「俺たちは“海軍”所属の部隊だ。一応自己紹介すると俺はヨシフル=ネコヤマ、階級は少尉。
慣れないもんでな、少尉風情がロシア連邦海軍少佐にこの言葉遣いという点は軍の違いということで妥協してくれ」
( ̄⊥ ̄)「気にしないさ、状況が状況だしな」
203: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 01:01:42.81 ID:XTOLkAvV0
(,,;゚Д゚)「ゴホンッ……ムルマンスク制圧に携わった、あの五流イスラム共の規模は?」
( ̄⊥ ̄)「正確なところは全く把握していない、なにせ気がついたら基地・鎮守府の機能ほぼ全てと市街地の大半が敵の手に落ちていたからな。
ただ、最序盤に交戦した限りでは大きな規模ではなかったはずだ。推測するに200から300程度かな?」
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