203: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/04(月) 01:01:42.81 ID:XTOLkAvV0
(,,;゚Д゚)「ゴホンッ……ムルマンスク制圧に携わった、あの五流イスラム共の規模は?」
( ̄⊥ ̄)「正確なところは全く把握していない、なにせ気がついたら基地・鎮守府の機能ほぼ全てと市街地の大半が敵の手に落ちていたからな。
ただ、最序盤に交戦した限りでは大きな規模ではなかったはずだ。推測するに200から300程度かな?」
(,,゚Д゚)「ならイスラム共はもうこっちでほぼ殲滅した。次、民間人の暴動、並びにこの基地占拠への参加率は?」
(; ̄⊥ ̄)「…………イスラム共以上に、規模は解らん。ただ、推測だがムルマンスク市に住まうほぼ全員が参加しているのではとは思う」
「私達が市街地を経由して最初に脱出を計ったとき、既に鎮守府はムルマンスク市民多数に包囲されていた」
やや顔色が青くなったファルロの答えを、Верныйが補足する。
冷静な言葉遣いに勤めているが、コイツの表情も俺達の存在を差し引いてなお暗い。
「そのせいで脱出が出来なかったんだけど、まずあの人数は幾ら何でも常軌を逸している。何万人いたやら、一瞬で数える気が失せるレベルだったのは確かだよ。
………それで、印象に残ったのが街並みだ」
すうっと、Верныйの覆面の隙間から見える眼光が細められた。
「あれだけの規模、あれだけの人数がテロリスト集団まで引き込んで暴徒として押し寄せてきたって言うのに、少なくとも“あの段階での”ムルマンスクは街並みに煙り一つ上がっちゃいなかった。
百万歩譲って抵抗した市民や市警が一人として存在しなかったとしても、あんなに街並みが綺麗なのは幾ら何でも不自然すぎる」
(,,゚Д゚)「ってことは、ムルマンスクのほぼ全市民が敵であるという認識で間違いないか?」
「正直、“ほぼ”はいらないかもね」
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