196: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/09/03(日) 00:40:47.60 ID:hnfwegeQO
(,,゚Д゚)「………あー、あの馬鹿はあんなこと言っているが安心してくれ。俺達は決して敵じゃない。まぁこんな状況で言っても説得力なさ過ぎだけどな」
今にも地獄からの死者を名乗る蜘蛛男辺りが飛び込んできそうな空気を緩和させるためAK47を手放しながら、俺も“司令官”に声を掛ける。
元々、相手の正体が読めた時点で厳密には“敵”じゃないことは解っていた。上手く言いくるめる方法が思い付かず肉体言語で“説得”することになったのは反省材料だが、あの場で最優先すべきは熟慮ではなく一刻も早い状況の打開だったのでまぁ勘弁願おう。
(,,゚Д゚)「下手に話し合いを試みて拗れるよりはと実力行使を選んだが、この通り死者も重傷者も1人も出していない。俺達の敵はあくまで深海棲艦や………後は有り得ないと思いたいが、奴等に与する、利する存在だ。
一つだけ聞く、あんたはどっち側だ?」
「人間側だ」
“司令官”はそう言って、マスクを取り外すとそれを脇に投げ捨てた。
( ̄⊥ ̄)「私の名はファルロ。ファルロ=ボヤンリツェフ。
このムルマンスク鎮守府の、提督だ」
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