33:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:40:43.96 ID:aDbJZUbB0
衿を引っ張る黒子に同調するように、初春が右手の裾を引っ張る。まさかと思い彼女らの目を覗き込むと、虹彩が星型のマークになっている。
34:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:43:20.28 ID:aDbJZUbB0
食蜂は視線を前に移した。すると、人混みを掻き分け、見覚えのある影がこちらに近づいてくる。彼女の口角が自然に上に上がってきた。
35:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:44:44.24 ID:aDbJZUbB0
そう言って食蜂は上条にウインクした。もう何十回も彼とやったこのやり取り。彼女は笑顔で、いつものようにこなした。
36:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:46:50.59 ID:aDbJZUbB0
「どうしたのぉその子?」
37:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:51:21.43 ID:aDbJZUbB0
「あれ? 私何を」
38:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:54:01.94 ID:aDbJZUbB0
※
39:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 20:56:19.46 ID:aDbJZUbB0
「悪かったよ。ちょっと人に酔っちゃってさ。勝手に居なくなったのは本当ゴメンな」
40:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:10:19.77 ID:aDbJZUbB0
「上条さぁん」
41:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:11:45.75 ID:aDbJZUbB0
(ちょっと?! 何簡単に誘われちゃってんのよ! アンタ今私とデート中なのわかってんの?!)
42:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:13:16.52 ID:aDbJZUbB0
「ははは。まあ、あいつのビリビリにはいつも苦労させられてるよ。この前だって、一緒にプール行った時うっかりあいつの胸に頭当てちゃってさ。水辺でビリビリは危ないっつっても聞かなくて」
43:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 21:17:02.80 ID:aDbJZUbB0
「んー、その希望は儚い運命を辿りそうねぇ。だってもう中3よ? それなのに去年と全く変わってないわぁ。大陸プレートの方がまだ動いてるんじゃない? 同い年として悲しくなっちゃうわぁ」
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