【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」完結編
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65: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:07:13.51 ID:23vyEUVD0
 しわくちゃのスーツを着て、さいきっく・わらしべ人形を片手に握りしめたまま、俺は実家からバス停に向かって走りだす。
 新幹線の終発には間に合わないだろうが、今からならターミナル駅までは行けるはずだ。今夜はそこで一泊して、翌朝の新幹線で戻ればいい。

 春菜の言葉を思い出す。

以下略 AAS



66: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:09:11.46 ID:23vyEUVD0
 翌日午前。俺はプロデューサールームの扉を勢いよく開けた。

 朝早くだというのに、プロデューサールームには先輩と、比奈、春菜、裕美、ほたるが揃っている。
 茜だけがその場に居なかった。

以下略 AAS



67: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:10:35.60 ID:23vyEUVD0
「ま、ちょうどそのお願いを、ユニットのみんなからも聞いてたところなんだけどねー」

 先輩は比奈たちを見渡す。
 比奈は少し恥ずかしそうに笑い、春菜、裕美、ほたるはほっとしたような顔をしていた。

以下略 AAS



68: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:14:02.14 ID:23vyEUVD0
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 プロダクションを出た俺は、さっそく茜の電話番号に発信してみた。応答はない。
 二度目のコールも留守電への接続になってしまい、俺は電話での接触を諦める。

以下略 AAS



69: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:15:36.97 ID:23vyEUVD0
 俺はその場に立ちすくんだ。
 俺と茜のあいだの十五メートルが、やけに遠く感じられた。

 ジョギング中の若い男性が、怪訝そうな顔をして俺たちの横を走り抜けていく。

以下略 AAS



70: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:18:46.68 ID:23vyEUVD0
「茜」

 俺が声をかけると、茜がこちらを見た。

「俺にタックルしてこい」
以下略 AAS



71: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:20:30.35 ID:23vyEUVD0
「プロデューサー! 大丈夫でしたか!?」

 声のする方を仰ぎ見る。あの日は夕日で逆光だった。今は昼前、太陽が反対側の位置だ。茜の顔がよく見える。

「はー……ああ、大丈夫だ。ケガもしてない」
以下略 AAS



72: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:22:10.27 ID:23vyEUVD0
「一体何がどーなったら、そんなボロボロになれるんスか」

 茜を連れてプロデューサールームに戻った俺を見て、比奈が呆れたような声で言った。
 たしかに、もともとしわくちゃだったスーツで土手を転がったものだから、枯草がまとわりついて、俺は事故にでもあったかのような悲惨な姿になっている。

以下略 AAS



73: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/07/28(金) 23:23:38.07 ID:23vyEUVD0
ここまで長い間お付き合いいただき、誠にありがとうございました。
次が最終話です。23:35から投稿いたします。


74:名無しNIPPER[sage]
2017/07/28(金) 23:24:46.78 ID:40lkHwEe0
うぽつ
誰だろ?


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