睦月「吹雪ちゃんは夕立ちゃんの事が好きなんだね」
↓ 1- 覧 板 20
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:44:34.67 ID:2xBkgRZF0
何が起きたの?
夕立「睦月ちゃん、大丈夫っぽい?」
そう尋ねる彼女は今にも沈みそうな身体で私に問いかける。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:45:50.05 ID:2xBkgRZF0
吹雪「とにかく早くここから離れて夕立ちゃんを入渠させてあげないと!」
分かっている、分かっているから今は何もしゃべらないで!発してはいけない言葉を発しそうになってしまうから。
夕立「ほら、睦月ちゃん行こ?睦月ちゃんが無事でよかったっぽい!」ニコッ
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:47:05.92 ID:2xBkgRZF0
吹雪「もうやめてっ!」
どうして?どうして怒るの?だって吹雪ちゃんは夕立ちゃんの事が好きなんでしょ?好きな人が私のせいで撃沈されかけたんだよ?
睦月「だって、吹雪ちゃんは睦月の事なんてどうでもいいでしょ?ごめんね?睦月のせいで夕立ちゃんが傷ついちゃって」
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:47:54.91 ID:2xBkgRZF0
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
就寝時間の少し前に二人は帰ってきた。
私は突っ伏したまま、顔を上げるつもりはなかった。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:50:05.60 ID:2xBkgRZF0
身に何も纏っていない状態で吹雪ちゃんに問いかける。
睦月「きっと、いけないのは睦月だよね。分かっているよ。分かっているけどもうダメなの。」
そう自分を正当化して吹雪ちゃんの布団に潜り込む。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:54:52.06 ID:2xBkgRZF0
気分は高揚しているはずなのに、アソコはジンジンと疼いているのに。私はなぜか冷静に吹雪ちゃんを見つめる。
吹雪「…なに、してたの、睦月ちゃん」
睦月「…なにって、自慰だよ。吹雪ちゃんを思いながら自慰してたの。でも、別に今日だけじゃないよ?私、自慰するときは絶対吹雪ちゃんの事を考えながらしていたんだから。」
14:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:55:56.37 ID:2xBkgRZF0
私は、押しつぶされそうな空気に耐えられなくなって、部屋を抜け出す。
終わりだ。終わりだ。終わりだ。
吹雪「…」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:56:44.29 ID:2xBkgRZF0
睦月「ぐっ…こ、こんな時間にどうしたんですか?」
もう、私が泣き崩れていたところなんて見られているはずなのに、必死に涙をこらえて、強がって見せる。
川内「うーん、ちょっと寝付けなくてね。すこし訓練を…」
16:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:58:00.74 ID:2xBkgRZF0
川内「睦月、ちょっと訓練付き合ってくれない?」
睦月「え、こんな時間からですか!?」
思わず、声を張り上げてしまう。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:59:08.50 ID:2xBkgRZF0
睦月「え?ちょ、ちょっとそんな急に…」
何を言っているんだこの人は。1対1?それも向こうは私なんかより練度は上、なにより改二になっているんだよ?私に勝ち目なんてあるわけないよ。
川内「構えなくていいの?はじめるよ?」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 18:00:12.40 ID:2xBkgRZF0
この人は本当にさっきから何を言っているのだろう。私の神経を逆なでして何が楽しいんだろう。私の弱さに付け込んで何がしたいんだろう。
そして、必死に弱さを隠してきていたはずなのにあっさりと見破られてしまっている私はどうすればいいんだろう。
睦月「うるさい!睦月は弱くなんかないっ!」
32Res/31.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20