睦月「吹雪ちゃんは夕立ちゃんの事が好きなんだね」
↓ 1- 覧 板 20
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/30(金) 17:47:54.91 ID:2xBkgRZF0
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
就寝時間の少し前に二人は帰ってきた。
私は突っ伏したまま、顔を上げるつもりはなかった。
夕立「睦月ちゃん…ただいま。」
睦月「…」
何も言えない。怖くて顔を上げられない。
吹雪「…そっか、睦月ちゃんは自分を助けてくれた人にお礼も言わないんだね」
睦月「…っ!」
ごくりとつばを飲み込む。もうやめて。私に構わないで!
夕立「吹雪ちゃん、もう大丈夫だから。睦月ちゃん、私たちも、もう寝るね?今日の事、気にしなくていいっぽいからね!」
そんな言葉を残して、ぎゅっと閉ざしていた目の隙間から入ってきていた光がなくなる。電気を消したようだ。
もういいよ。もう疲れた。どう思われてもいい。
♦ ♦ ♦ ♦ ♦
二人の寝息が聞こえる。どうやら寝たようだ。
睦月「よし…」
私は服を脱ぐ。生まれたままの姿になり、布団を出る。
睦月「吹雪ちゃん…」
32Res/31.11 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20