43:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 15:40:07.84 ID:gULnGIksO
――想いをぶつけ合えたら、良かったのに。
食べ終わって、家の外に出た。
遠くの方で、お客さんかな、笑い声が聞こえた。
逃げるように、街灯を背にして、海へ向かう。
44:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 16:02:41.29 ID:gULnGIksO
「ふん……ふん♪」
悔しいな。
靴を脱ぐ。
梨子ちゃんをとられたし。
45:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 16:20:19.55 ID:gULnGIksO
いったんここまで
46:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 23:30:37.69 ID:UkTQPmUeO
ラブライブのことだけ、考えていたい。
その方がラクだもんね。
そうすればいいだけの話しなのに。
千歌の脳みそはもっと単純な構造だと思ってた。
意外と、色々考え込めるんだ。
47:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 23:44:04.33 ID:UkTQPmUeO
痛覚は当たり前だけど、鈍くなっているはずもなく、痛みと衝撃でえずくような咳が出た。
しゃがみ込んで痛みに耐える。
梨子ちゃんは、もっと痛かったのかな。
そうじゃないかな。
だって、気絶しちゃうくらいだよ。
48:名無しNIPPER[saga]
2017/06/30(金) 23:54:06.84 ID:UkTQPmUeO
最後。
もはや刺さったんじゃないかという程の衝撃。
灯台の光のようなものが、視界に走った。
「はあっ……はあっ……」
49:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 00:03:30.50 ID:Uqqc80q4O
どうして二人が。
「千歌ちゃん、お腹痛いのっ?」
曜ちゃんが私の体を抱き起す。
50:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 00:11:20.71 ID:Uqqc80q4O
泣き始めて喋れなくなった曜ちゃんの代わりに、梨子ちゃんが言った。
「どうして、そんなことしたのか、教えてくれる?」
梨子ちゃんは、怒っていた。
51:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 00:19:24.71 ID:Uqqc80q4O
目に付いたのは、割れたビンの破片だった。
あまり角が丸くなっていない。
あれなら――。
伸ばした手が、曜ちゃんに掴まれる。
52:名無しNIPPER[saga]
2017/07/01(土) 00:43:32.00 ID:Uqqc80q4O
「千歌ちゃん……一緒にいるよ」
耳元で鼻水をすする音。
「うん、わかってる。わかってるから」
53:名無しNIPPER
2017/07/01(土) 00:44:27.69 ID:Uqqc80q4O
今日はここまで
また明日
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