43: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:20:23.82 ID:/+LAMdvF0
――教室装飾班side――
ヒキタニくん達が家庭科室でご馳走の準備をしている一方で、教室には私の指示の元、とべっち、大和くん、大岡くん、戸塚くん、ザザ虫くんの5人がそれぞれ働いてくれていた。
椅子をどかしたり机を並べたり、男の子同士が協力して何かをヤろうとする仕草についヨダレが出てしまう……。
44: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:22:17.56 ID:/+LAMdvF0
× × ×
――調理担当班side――
「へっくし!」
45: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:25:01.73 ID:/+LAMdvF0
× × ×
――教室装飾班side――
折り紙を切ったり繋げたりして装飾を作ってはいるけど、どうにも作業に遅れを感じていた時の事。
46: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:27:16.40 ID:/+LAMdvF0
「ふふふふ………刮目せよ!! これが我の……創世の光だあああああ!!!!!」
器用に折った紙にザザ虫くんがハサミを入れて開くと、そこには綺麗な星が出来上がっていた。
「これぞ奥義、天地創世(ビギニング・オブ・ザ・コスモス)!! ドーンッッ!!」
47: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:30:26.71 ID:/+LAMdvF0
× × ×
ザザ虫くんのおかげで作業は調子を取り戻して来ていた。
ニコ動にある動画を見ては色々と切り絵関係の動画を参考にした事もあり、パターン豊富な装飾がどんどん教室を彩って行く。
48: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:32:08.04 ID:/+LAMdvF0
「ザザ虫くん」
「うぬ、どうしたエビ」
「ザザ虫くんって、絵は描けるよね? オタクだし」
49: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:35:26.53 ID:/+LAMdvF0
――調理担当班side――
各々が作業を分担した事で調理の方は特にこれといった問題も無く進んでいった。
既にパスタと各種フライが完成し、俺と小町が担当していオムライスとチキンとピザが完成すれば、あとはサラダにデザートのみとなっていた。
50: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:38:00.79 ID:/+LAMdvF0
「ぁ……あ」
自分の不注意に相模の顔が白くなる。これはまずい。
すると間髪を置かず小町が揚げ物の火を止めるや否、相模の手を取り、水道水でその手を冷やしていった。
51: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:40:17.37 ID:/+LAMdvF0
「よっと」
くるりと反回転し、オムライスがひっくり返る、焼き色十分、実に美味そうなオムライスが出来上がっていた。
それを皿に移し、俺も小町の元へ駆け付けた。
52: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:41:57.56 ID:/+LAMdvF0
「邪魔するぞー、さっきの音は何だ? 宿直室まで聞こえてきたぞ」
そこには平塚先生が立っていた。
53: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:43:36.15 ID:/+LAMdvF0
「いやー、先生がそうまでしてくれるのは小町的に嬉しいんですが、ほら、最近のピザってデリると結構かかるって言いますか……」
小町が困ったような顔で言う。つうかデリるって何その略語、何を消されちゃうの?
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