八幡「異本・たとえばこんなバースデーソング」
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49: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:35:26.53 ID:/+LAMdvF0
――調理担当班side――

 各々が作業を分担した事で調理の方は特にこれといった問題も無く進んでいった。

 既にパスタと各種フライが完成し、俺と小町が担当していオムライスとチキンとピザが完成すれば、あとはサラダにデザートのみとなっていた。

 滞りなく進む作業に安心していたのも束の間、その時、唐突にそれは起こった。


「あーごめん誰かピザお願いします!!」

 チキンを揚げながら小町が言う、どうやらピザを取り出す時間を忘れていたらしい。

 かくいう俺も今しがた作ったチキンライスをこれから卵に閉じる段階に移ったので、動くにも動けない状態だった。


「こっちも手が離せねえ」

「相模さん、小町さんの所へお願い」

「うん!」

 雪ノ下の指示で相模が動き、急いでオーブンを開ける。


「南さん、ありがとうございます」

 鉄板に乗ったピザを相模が移そうとする、その刹那。


「うん……それで、これ……熱っっ!」

「あ」

 急いでいた故の不注意か、その瞬間、小町のピザが相模の手を滑り落ちる。

 コンマにして数秒の間を置き、かっしゃああん!! と耳を塞ぎたくなるような音と共に、小町のピザは床に叩き付けられた……。


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