44: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 19:22:17.56 ID:/+LAMdvF0
× × ×
――調理担当班side――
「へっくし!」
「もーお兄ちゃん汚ーい、ちゃんと手ぇ洗ってよー」
「ああ、すまん……なんか寒気が……わり、ちょっと上着取ってくる……」
「風邪とか勘弁してよー」
小町のぼやきを受けつつ、俺は上着を取りに向かう。急にどうしたんだ俺……ほんとに風邪か?
あれから数分、炊飯器をセットし、予め下準備をしておいたフライ類を揚げたりと、俺の調理自体は順調に進んでいた。
小町も小町で大鍋にスパゲティを入れる傍ら、ピザ生地にピーマンやサラミ等の具材を乗せてはその上にチーズを乗せたり、フライ鍋に油を注いだりとあくせく動いている。
雪ノ下の方に目をやると、口数こそ少ないが相模と共にケーキやらデザート作りに専念していた。
雪ノ下の指示に合わせるように相模があちこちと動いているので、なんとかコミュニケーションは取れているようだ。
時計をちらりと見やる。残り90分、問題なく作業は進んで行った。
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