曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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29:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 14:49:29.66 ID:3EGa2FplO
両手を広げ、大げさに驚く。
千歌ちゃんの両手から、雫が落ちていく。

「梨子ちゃんはさ大人っぽいと思ってたら、意外とあわてん坊で時々奇想天外でビックリする事、しちゃうんだよね」

以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage]
2017/06/11(日) 15:00:16.07 ID:ubHZrCsMo
勝ち負けの話じゃないし、頭ではそういうことじゃないと分かっていても、梨子ちゃんが曜ちゃんを
好きというのは、千歌ちゃんにとっては辛いことかもね。親友だけど、幼い頃からコンプレックスを
抱いていた相手なわけだし。頭で分かっていても、心は簡単に割り切れない


31:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 15:42:20.08 ID:3EGa2FplO
「……うん、付き合って、浮かない顔をする梨子ちゃんを見てたらなんとなく分かってたよ。最初は、やっぱり、女の子だからダメなのかなって思った……でも、梨子ちゃんはそうじゃないって言うし……それで、曜ちゃんのこと妙に気にするし……ただ、はっきり分かったのはあの時だったけど……私、最低だ……これなら、普通で良かった。最初っから、欲張らずに、普通で良かったんだ……」

さらに、強く胸の辺りを握りしめた。

「あー……曜ちゃんめ、ずるいぞー!!!! こんちくしょー!!!!」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 15:58:18.73 ID:3EGa2FplO
いったんここまで
数時間後にまた

>>30
習慣化した感情は改善するのが難しいですよね


33:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 18:00:27.79 ID:KUeinQmiO
次から、曜ちゃん視点です


34:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 18:27:45.10 ID:KUeinQmiO
ただいまー。
階下で聞こえてきたパパの声に、眺めていたアルバムを閉じて、私は飛び上がった。

「おかえりー!」

以下略 AAS



35:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 18:42:26.42 ID:KUeinQmiO
話したいことはたくさんある。
全部聞いて欲しい。
ただ、今日はきっとパパの方がそんな気持ちを抱いているような気がするから。
私はいつもより大人しくいたいと思う。

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 18:55:22.11 ID:KUeinQmiO
「よーちゃーん! 早くー!」

バスが止まっていて、千歌ちゃんと梨子ちゃんが身を乗り出してこちらに手を振っていた。
猛ダッシュして、バスに乗り込んだ。

以下略 AAS



37:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 19:03:15.45 ID:KUeinQmiO
「梨子ちゃん、送ろうか?」

「あ、はい」

と、取引が行われる始末。
以下略 AAS



38:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 19:19:25.88 ID:KUeinQmiO
それは、とてもありがたかった。
あの日から、どうしても学校に行く度に、肺が圧迫されるような緊張を感じていたから。
特に、教室に入るとダメだった。怪我について心配してくれる同級生もまだいて、それが私の心を波立たせた。

「曜ちゃん、おはよー」
以下略 AAS



39:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 19:45:24.34 ID:KUeinQmiO
昼休み。
千歌ちゃんが梨子ちゃんに宿題を教えてもらっている間に、私はお手洗いに向かった。
なんだか、別れたって聞いたのに、元通りになってる。
むしろ、前よりも垢抜けた感じ。なんだろ。
でも、二人の仲が悪くならなくて良かった。それだけは、本当。
以下略 AAS



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