曜「梨子ちゃん、怒るわけないよ」
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39:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 19:45:24.34 ID:KUeinQmiO
昼休み。
千歌ちゃんが梨子ちゃんに宿題を教えてもらっている間に、私はお手洗いに向かった。
なんだか、別れたって聞いたのに、元通りになってる。
むしろ、前よりも垢抜けた感じ。なんだろ。
でも、二人の仲が悪くならなくて良かった。それだけは、本当。
あのまま、いつまでもあんな感じで続いていって欲しいな。

「曜ちゃん、待って!」

「梨子ちゃん、あれ?」

「千歌ちゃん、意外と大丈夫って言ってたから」

「おー、成長してるでありますな」

「これで、ちゃんと家でやってきてたら言うことないんだけど」

「だねえ」

廊下を横ぎろうとしたところで、同級生の声が聞こえた。

「ねえ、聞いた? 曜ちゃんの噂」

「なに?」

「1年生にボコられたって」

「え、なにそれ」

「なんかさ、曜ちゃんに僻みのある子がいて、それでカッとなってやっちゃったみたい」

「じゃあ、頭に怪我してたのって、それ関係?」

「みたいだよ」

どうして、それを知っているの。
でも、ここで飛び出るわけにもいかない。

「でもさ、曜ちゃん、ちょっと自慢気というか、アピール多いよね。なんだろ? できる女みたいなさ」

「あー確かにね。あの、ヨーソローって何? って思う時あるもん。流行らせたいのかなって」

「流行らねえよって?」

「それそれー」

「あんだけ何でも器用にされるとさ、そりゃ引け目感じるよね。後輩が襲っちゃう気持ちは分かりたくないけどさー」

「私、小学校一緒だったんだけど、千歌ちゃんから聞いたことあるよ。なんでもできるから疲れる? みたいなさ」

「それ、分かる。優しいから余計傷つくんだよね、こっちとしては」

「凡人は凡人のプライドがあるよねー。分かるー」

私は引き返そうと梨子ちゃんの腕を引っ張った。
しかし、梨子ちゃんは逆方向に行こうとして、私を睨んだ。
睨んでもしょうがないのに。
私は無言で首を振った。
そのうち、彼女達が先にその場を離れていった。


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