37:名無しNIPPER[saga]
2017/06/11(日) 19:03:15.45 ID:KUeinQmiO
「梨子ちゃん、送ろうか?」
「あ、はい」
と、取引が行われる始末。
「こ、こらこら。それなら、二人も可愛い写真見せてよー」
「え、千歌別に曜ちゃんみたいに可愛くないもん」
「ええっ?」
なぜか、逆切れされた。
「私も、自撮りする趣味ないから」
まるで、私が自撮りしたみたいに言わないでよ!
「むむむ?」
二人がニヤニヤしている。
私は口をタコのように尖らせた。
「ごめんごめん、曜ちゃん。拗ねないで」
千歌ちゃんが私の頭を撫でる。
「からかってごめんね。はい、アメ」
梨子ちゃんから、棒付きのペロペロキャンディーを渡される。
「うきー! 私は、ルビィちゃんかーい!」
「わー、曜ちゃんが猿化したー」
「ほーら、餌よー」
学校に着くまで、不本意ながらもそんなノリが続いたのだった。
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