梨子「曜ちゃん、怒らないで聞いてね」
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114:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 19:09:33.78 ID:wAEe1nHVO
私の疑問は、確信に変わった。
あれは、間違いなく曜ちゃんの靴だった。
そして、居てもたってもいられず、千歌ちゃんの帰りを待たずに、私は静かに家に忍び込んだ。

曜ちゃん。お願い、何事もありませんように。
以下略 AAS



115:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 19:22:06.16 ID:wAEe1nHVO
物置なら、開ける必要はない。
奥の部屋にすり足で進む。
扉の取っ手に手をかけた。
ぎいっと錆びついた金具の音が、二階に響き渡った。

以下略 AAS



116:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 19:31:20.53 ID:wAEe1nHVO
「んっ……」

鍵がかかってる。
いない。そうだ、いないんだ。
そう思い込もうとした。
以下略 AAS



117:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 19:42:39.78 ID:wAEe1nHVO
10分くらいして、千歌ちゃんが戻って来た。

「こんばんわー! あのー、誰もいませんかー!?」

「あのー! 誰かー! いーまーせーんーかー!」
以下略 AAS



118:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 20:00:02.28 ID:wAEe1nHVO
私たちは待った。何も起こらない事を祈りながら。
待つこと30分。期待外れの物音が、物置から聞こえてきた。
鍵がカチャンと開いた。
私は、すぐに千歌ちゃんにラインを送った。
扉の隙間から、覚悟して、出て来た人物を確認した。
以下略 AAS



119:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 20:15:22.21 ID:wAEe1nHVO
「梨子ちゃん! 曜ちゃん!」

「ヨウ! リコ!」

千歌ちゃんの声。
以下略 AAS



120:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 20:19:21.68 ID:wAEe1nHVO
なんでかな。
何度も伝えるチャンスはあったのに。
どうして、冗談なんかで終わらせてしまったのかな。
人生の最後が、こうもあっけな来てしまうなら、私、本当の事をちゃんと言えば良かった。

以下略 AAS



121:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 20:20:13.14 ID:wAEe1nHVO
ここまで。
続きは、また2時間後くらいに。


122:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 21:13:37.68 ID:mr+EgG/VO
待ってる


123:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 22:09:37.96 ID:R07m0BBEO
「梨子ちゃんの親御さん、もうすぐ到着するって。千歌と曜ちゃんは、ちょっと休んでな。警察の人に色々聞かれて疲れたでしょ? 梨子ちゃんは私とマリで見ておくから」

「ううん、千歌は大丈夫だよ」

「私も」
以下略 AAS



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