100:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 15:50:46.99 ID:9vX2q4sSO
ようそろ…
101:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 16:05:56.51 ID:wAEe1nHVO
「女の子同士は、やっぱり……無理かな」
千歌ちゃんが言った。
私には、それを否定することができない。
102:名無しNIPPER[sage]
2017/06/04(日) 16:19:06.91 ID:7gLyNLQ7o
胸が締めつけられる…
103:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 16:24:46.65 ID:wAEe1nHVO
月曜日。お昼ご飯を食べながら、デートについて、曜ちゃんが千歌ちゃんをからかっていた。
「千歌一等航海士、今日は顔がたるんでおりますぞ?」
「ひょ、ひょんにゃことは」
104:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 16:43:11.70 ID:wAEe1nHVO
「そう言えば、曜ちゃんの恋バナって聞いたことないよね」
千歌ちゃんが言った。
「千歌ちゃん、みなまで聞くない」
105:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:16:44.48 ID:wAEe1nHVO
こんなちょっとした時間が楽しい。それは、3人とも思っているはずで。
曜ちゃんは、私達に幸せになって欲しいと言ったけど、それは私と千歌ちゃんだって思っていることなのに。
どうして、上手くいかないんだろう。
「あれ、花丸ちゃんとルビィちゃんと善子ちゃんじゃない?」
106:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:44:29.78 ID:wAEe1nHVO
戻って来た曜ちゃんは、特に何も言わなかった。
それが気になったけど、個人的な事だったのかもしれないので、その時は、あえて深くは聞かなかった。
そして、放課後になった。
107:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 17:59:32.80 ID:wAEe1nHVO
練習後、曜ちゃんの事がつい気になってしまい、電話してみた。
「出るかな……」
千歌ちゃんがベンチで足をぶらぶらさせている。
108:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 18:12:29.75 ID:wAEe1nHVO
「ど、どうしよう……曜ちゃん、何かに巻き込まれたんじゃ」
私はさっきの恐ろしい呟きのせいで気が動転してしまい、千歌ちゃんの肩を揺さぶった。
「落ち着いて、梨子ちゃん。曜ちゃんどこにいるか言ってた?」
109:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 18:29:17.00 ID:wAEe1nHVO
千歌ちゃんが花丸ちゃんから聞いた話は衝撃的だった。
「後輩ちゃんのお友達に聞いた話しみたいなんだけど、その後輩ちゃん、被害妄想がたまにあるらしいんだって……」
「被害妄想?」
110:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 18:37:39.56 ID:wAEe1nHVO
後輩ちゃんの家にたどり着いた頃には、辺りは薄暗くなっていた。
家屋や路に灯りが灯っているのに、その家だけは留守のように電気がついていなかった。
「え、ほんとにここ?」
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