104:名無しNIPPER[saga]
2017/06/04(日) 16:43:11.70 ID:wAEe1nHVO
「そう言えば、曜ちゃんの恋バナって聞いたことないよね」
千歌ちゃんが言った。
「千歌ちゃん、みなまで聞くない」
「ねえ、初恋は?」
私は曜ちゃんに合わせるように、いつものトーンで、
「また、ベタな会話ね」
「えー、いーじゃん。曜ちゃんは、やっぱり筋肉ムキムキな人が好きなの?」
千歌ちゃんが二の腕をむき出しにする。
「そりゃ、ひょろっとしてる人よりはいいけどさ、今時筋肉ムキムキな人好きって希少過ぎないかな」
「海の漢! みたいなさ」
「まあ、パパみたいな人は好きだけどねー。しかし、千歌ちゃんなんか二の腕プルプルしてない?」
曜ちゃんに指摘され、千歌ちゃんが自分の上腕三頭筋をぺちぺちと叩いた。
ちょっと揺れていた。
「知ってる? そこ、振袖って言うのよ」
私がからかうと、千歌ちゃんが顔を歪めて心底嫌そうな顔をしていたので、私と曜ちゃんは笑った。
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