【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」
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56: ◆Z5wk4/jklI[saga sage]
2017/05/14(日) 16:27:33.60 ID:gwN8ecrL0
>>55
あざます
書いてる最中に荒木先生と関ちゃんがよい位置だとわかってウヒョーしました
二人ともいい結果だといいなぁ!
57: ◆Z5wk4/jklI[saga sage]
2017/05/14(日) 21:10:04.82 ID:gwN8ecrL0
ウワァァァァァァァァァァァ荒木先生と関ちゃんに声がツクゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
おめでとう……! マジでおめでとう……!
書いたら声がついた信じられない
58:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 21:38:22.74 ID:fpDfzmrc0
マジでめでたい
59: ◆Z5wk4/jklI[saga sage]
2017/05/15(月) 13:40:25.49 ID:c9svaapw0
>>58
よかったほんとうによかった
60: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:10:07.73 ID:9pse+9K10
人は慣れていく。
なりたかったはずのものになれなかったことに。
なりたかったはずものになれなかったアイツが、もうそばにはいないことに。
慣れなくては前に進めない。けれど、慣れたとき、確実に何かが終わる。
終わったらもう戻れない。
61: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:12:13.05 ID:9pse+9K10
都心から車で数十分。
都内ではあるが、郊外のような落ち着いた雰囲気の街並みの中に存在する撮影スタジオに入る。
すでにスタッフの大部分がスタンバイしていた。三人に楽屋で準備をさせているあいだ、俺はスタジオの全体を観察しておく。
よく芸能ニュースでみるような、スクリーンをバックにライティングが整えられた広めの写真スタジオが中心だが、室内はログハウスのように温かみのある木目調のデザインで、ハウススタジオとしても機能する。
62: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:14:28.57 ID:9pse+9K10
「カメラマンさん到着しましたー! おはようございます!」
入口付近から声がかかり、追従するスタッフたちのおはようございますの声の中、俺たちはいっせいにそちらを注目する。
長身で白髪の混じったヒゲを蓄えた、ハットをかぶった細身の中年男性が、スタッフたちに手で挨拶をしながらスタジオへと入ってきた。
今日のカメラマンだ。
63: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:17:41.52 ID:9pse+9K10
俺も、春菜の言葉の先を探ろうとはしなかった。
春菜の心配は判っている。というよりも、春菜の心配は恐らく俺がいま心配していることと同じことだ。
春菜は自分が眼鏡をはずすことを求められないか不安に思っている。
俺は内心で頭を抱えていた。最初に春菜たちに説明したとおり、このカメラマンはそれなりの大御所だ。
64: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:18:50.76 ID:9pse+9K10
「床にお座りする感じで、足は楽にして」
「こうっスか?」
「そうっ! いいよ、もっと力抜いていい、笑顔見せて」
65: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:21:08.11 ID:9pse+9K10
春菜、比奈、マキノとともに楽屋に入ると、俺はがっくりと肩を落とした。
普段やらないようなキャラクターを演じるととても気疲れする。
マキノは俺たちから少し離れたあたりの壁に背あずけて、こちらを見ている。
「すいません、中断させてしまって」
66: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/21(日) 00:22:18.45 ID:9pse+9K10
「……春菜ちゃん」
春菜の背を優しく撫でていた比奈が、春菜の手を包むように握った。それから、真剣な眼で口を開く。
「まだ、アイドルなりたてのアタシがこんなことを言うのは、およびじゃないかもしれないっスけど」
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