【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」
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46: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:07:16.51 ID:gwN8ecrL0
 都心から特急一本で行ける地方都市。
 休日のショッピングモールは人でごった返していた。
 吹き抜けの一階部分に設置されたステージの周囲では、慌ただしくイベントの準備が始まっている。

「美城プロダクションです、今日はよろしくお願いします」
以下略 AAS



47: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:09:58.51 ID:gwN8ecrL0
「いいですか、茜ちゃん……これからこのスプーンに、私のさいきっくぱわーを送り込みます」

「はいっ……!」

 茜は裕子の握る先割れスプーンを食い入るように見つめている。
以下略 AAS



48: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:12:02.17 ID:gwN8ecrL0
「どうぞー、ステージイベントやってまーす! 見て行ってくださーい!」

 茜はよく響く大きな声であたりへの宣伝を始める。
 人一倍大きく明るい茜の声が耳に届いたのか、あたりを行く人達がこちらを注目し始めた。

以下略 AAS



49: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:13:30.79 ID:gwN8ecrL0
 事前に目を通したステージイベントのシナリオに特別なことはなかった。

 ヒーローがピンチに陥り、子どもたちの声援で復活、悪者を倒す。王道だが、王道は正解だから王道と呼ばれる。
 イベントは終盤、殺陣の途中でヒーローがピンチに陥るシーンに差し掛かる。
 ヒーロー役のアクターは、悪者の攻撃をうけて、ステージの中央にがっくりと膝をついた。
以下略 AAS



50: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:15:23.74 ID:gwN8ecrL0
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 それから、ヒーローはシナリオ通りに悪役を退け、ショーは事故もなく終了となった。
 終了直後からのヒーローとの握手会で形成された長蛇の列もようやく短くなり、人でごった返していたイベントスペースは少しずつ落ち着きを取り戻していく。

「よろしくおねがいしまーす!」
以下略 AAS



51: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:16:55.38 ID:gwN8ecrL0
「ユッコちゃん!」

 茜がぱっと顔を輝かせる。

「ひょっとして、お困りでしょうか!」
以下略 AAS



52: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:19:17.64 ID:gwN8ecrL0
「あ!」

 子どもが茜の後ろのほうを指さして、顔をぱっと輝かせる。

「ああ! いた! もう、探したんだから!」
以下略 AAS



53: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:19:51.94 ID:gwN8ecrL0
 ――閉店後のショッピングモール。
 イベント会場の担当者は、缶コーヒーを飲みながら、イベントの終了報告をまとめていた。
 あがってきた書類を見て、驚いたように目を見開く。

「なんだ、この来店者数と売上……特売セールでもこんな数字見たことないぞ。今日だってべつに売れてるアイドルを呼んだでもないのに……誰かの念にでも呼び寄せられたのか?」
以下略 AAS



54: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/14(日) 12:22:35.29 ID:gwN8ecrL0
次回は21日予定です。上条ちゃん回です。

実質ユッコ回でしたが昨日の仙台に捧げるということでどうかひとつ。
LV鑑賞でした。とても良かった。

以下略 AAS



55:名無しNIPPER[sage]
2017/05/14(日) 13:55:01.61 ID:Wh+zkPRk0

今日は結果発表でどうなるやら。


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