【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」
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28:名無しNIPPER[sage]
2017/05/02(火) 21:41:19.90 ID:5A9S8tWjO
これは期待、ですね。
続きが楽しみだ。



29: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:01:13.95 ID:LHxNoXTK0
 人生はいつも、自分の力だけで思い通りにはできない。
 なりたいものがあっても、得たいものがあっても、それらが一人の力で手に入れられるということは決してない。
 ライバルが自分よりすこし優れているだけで。
 協力者であるはずの人物の力が足りないだけで。
 その夢はあっけなく崩れる。
以下略 AAS



30: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:03:40.34 ID:LHxNoXTK0
「……そう言うわけで、これからよろしく」

 俺がプロデュースするアイドル全員が揃った、初顔合わせの日。
 美城プロダクションのミーティングルームでユニット活動の概要を伝え、最後にそう挨拶した俺に対して、五人のメンバーはそれぞれの反応を返してきた。

以下略 AAS



31: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:05:04.92 ID:LHxNoXTK0
「――だから、俺がプロデュースするから、みんな」アイツの顔がちらつく。「一緒に、がんばろう」

 ほんのすこし、沈黙が流れた。

「そっか……病気じゃ、しょうがないよね」
以下略 AAS



32: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:07:24.83 ID:LHxNoXTK0
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「おお」

 着替えとメイクを終えてスタジオに入ってきた五人を見て、俺は声を漏らした。
 春菜、ほたる、裕美の三人はユニット結成前に撮ったソロの宣材写真があり、俺も目を通している。
以下略 AAS



33: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:08:52.45 ID:LHxNoXTK0
 次は茜の撮影だ。

「うん、いいよ、もっとポーズに勢いつけてみようか!」

「勢いですね! こうですか!?」
以下略 AAS



34: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:10:41.24 ID:LHxNoXTK0
 それから日を置いて、ダンスレッスンがはじまった。
 春菜、ほたる、裕美の三人は、プロダクションのアイドルイベントにバックダンサーとして参加する予定が入っている。
 それに合わせて、茜と比奈もレッスンに参加し、基礎のステップから順に慣れていってもらう。

「それでは、まずは曲のあたまからやってみましょう」
以下略 AAS



35: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:11:58.85 ID:LHxNoXTK0
 トレーナーがこちらに歩いてくる。

「お疲れ様です」

「お疲れ様です……どんな感じですか?」
以下略 AAS



36: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:14:45.25 ID:LHxNoXTK0
 その日以降、メンバーばらばらに数回のダンスレッスンと、合間を縫ってのボイストレーニングを経て、春菜、裕美、ほたるがバックダンサーを務めるイベントの本番の日が訪れた。

 現場は中規模程度のライブステージ。エンタメ系の大規模展示会の中のイベントステージという位置づけだ。

 特に出番があるわけではないが、ステージを見学させておくために、茜と比奈も現場に呼んでいる。
以下略 AAS



37: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/07(日) 01:15:27.48 ID:LHxNoXTK0
「あの人が、今日の主役なんですね!」

 茜がきらきらした視線を向けていた。

「ああ、安部菜々。けっこうキャリアの長いアイドルだ」
以下略 AAS



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