【デレマス】「先輩プロデューサーが過労で倒れた」
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15: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 22:51:52.87 ID:z+wGLY660
「ふんんぬうーーーーーーーーっ!」

 プロダクションのロビーには力のこもった声が響きわたっていた。

 入館ゲート付近に声の主を見つけて、予想が的中した俺は脱力した。
以下略 AAS



16: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 22:54:36.55 ID:z+wGLY660
「……ついてこなくてもいいんだぞ」

 俺の言葉に、茜は大きく首を振った。

「いえっ! マネージャーも最初は雑用から! なんでも見学して慣れたいんです!」
以下略 AAS



17: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 22:56:52.62 ID:z+wGLY660
 部屋に入る。確かにちらかっていた。
 だが不潔というほどではない。嫌な臭いなどは漂ってこない。
 机の上にはデスクトップパソコンと液晶ペンタブレット、それと大量の紙類。
 ざっと見たところ、マンガの原稿のプリントアウトのようだ。
 壁沿いに配置されているソファーにはタオルケットが畳まれている。
以下略 AAS



18: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 22:59:00.61 ID:z+wGLY660
「ええと、これは! なにをすればいいんでしょう!」

 茜がそう尋ねると、比奈はふふふ、と低くあやしく笑って、マウスを二、三回クリックした。
 パソコンの近くにあるプリンターが音を立て、なにかを印刷し始めた。

以下略 AAS



19: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:01:02.24 ID:z+wGLY660
 ひとまず、観念して作業を開始することにした。
 もし予定通りの助っ人が来れば、その時に事情を説明して交代すればいい。
 俺は上司に、出先から直帰になる旨をメールで送信する。
 それから作業指示に沿って、原稿をはじめようとし――

以下略 AAS



20: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:03:38.26 ID:z+wGLY660
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「お、終わった、っス……入稿、完了……!」

 時刻は午前九時五十分。
 そう言って比奈はそのままパソコンのそばの床に倒れ込んだ。
以下略 AAS



21: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:05:27.09 ID:z+wGLY660
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「はぁ、なるほど……そりゃ、勘違いして申し訳なかったっス……」

 俺が事情を説明すると、比奈は俺が渡した名刺を眺め、頭を掻きながらそう言って謝った。

以下略 AAS



22: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:08:07.30 ID:z+wGLY660
「……っ」

 玄関に入って、俺は息を呑んだ。

 荒木比奈が変貌していた。
以下略 AAS



23: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:10:04.45 ID:z+wGLY660
「やりましょうっ、比奈さん!」


 割って入ったのは茜だった。茜は勢いよく立ち上がる。

以下略 AAS



24: ◆Z5wk4/jklI[saga]
2017/05/01(月) 23:11:55.04 ID:z+wGLY660
 比奈が戻ってくる。やがて、シャワールームからは水音が聞こえ始めた。

「さて――」比奈は机から眼鏡を取ると、それをかけて、俺の前に座った。「プロデューサー、訊きたいことがあるっス」

 比奈は真剣な表情だった。俺が黙っていると、比奈が続ける。
以下略 AAS



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