106:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:05:07.29 ID:WOJJWRsc0
「よっし!アンタの気持ち、分かったよ」
「これからよろしくな。佐野さん!」
満の手を取った真司はその手を両手で包み込むように握った。
107:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:05:36.38 ID:WOJJWRsc0
二人の仲間達のあまりのお人好しに頭を抱えながらも、蓮は再び
自分の目の前に立った殺し損ねたライダーにどう接すれば良いのかを
考えることはなかった。
108:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:06:04.50 ID:WOJJWRsc0
「待ってくれよ!まだ蓮とは一回しか会ってないんだろ!?」
「俺だって蓮と最初に出会った感じは君と同じ感じだって」
「な?そうだよな?蓮?」
109:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:06:48.96 ID:WOJJWRsc0
「泣くな...泣いちゃダメだ...」
重い足を引きずりながら、ボロボロと大粒の涙をこぼしながら必死に
満は泣き出しそうになる自分を押さえ込んでいた。
110:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:08:23.96 ID:WOJJWRsc0
第八話 見えざる敵
「でぃやああああああああ!!」
「ぎぇえええええええ!!!」
111:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:08:52.62 ID:WOJJWRsc0
(この図書館は二階建だから...隠れる場所は本当に少ない)
(俺がモンスターなら...)
ちらりと見えたバズスティンガーの得物は弓だった。
112:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:09:31.27 ID:WOJJWRsc0
「うおおおおおおお!!」
蜘蛛の糸が絡まった右手の刀を体勢が整っていないソロスパイダーに
叩き付け、その結果としてソロスパイダーの左足は半分ちぎれかけた。
113:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:10:08.18 ID:WOJJWRsc0
「いいか。俺の前を歩け。お前は盾だ。俺の盾代わりになれ」
言葉が通じたかどうかは理解できないが、うなり声を上げたもう一体の
契約獣は特にその命令に逆らうことなくゆっくりと前を歩き出した。
114:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:10:50.38 ID:WOJJWRsc0
「出やがったな!」
床で悶えるアビスラッシャーの右腕から刀をもぎ取ったアビスは
自動ドアの前に陣取る弓を構えたバズスティンガーの元へと猛然と
115:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:11:22.86 ID:WOJJWRsc0
「Strike vent!」
右手にアビスクローが装着される。
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