108:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 13:06:04.50 ID:WOJJWRsc0
「待ってくれよ!まだ蓮とは一回しか会ってないんだろ!?」
「俺だって蓮と最初に出会った感じは君と同じ感じだって」
「な?そうだよな?蓮?」
真司の懸命な説得に、しかし秋山蓮はこれ以上ないほどの冷淡な笑みを
満と真司に向け、あろうことかこう言い放ったのだった。
「ふん。俺はお前と違って人が悪いからな」
「それに、お前は殺そうにも殺せないほどしぶとかったからな」
この時、満の心の中にあった蓮を信用しようという気持ちは粉々に
粉砕されたのだった。
「城戸さん、そこにいる男は...貴方達とは違う存在だ」
「ためらいなく、冷酷に人を殺せる本物のライダーだ」
絞り出すように、正鵠を突いた言葉を絞り出した満はそのまま扉を
押し開けて、花鶏から出て行った。
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