135:名無しNIPPER[sage]
2017/07/27(木) 02:10:01.44 ID:z+VmcKHf0
おつ
待ってる
136:名無しNIPPER[sage]
2017/07/27(木) 07:20:34.67 ID:t/iOAVR9O
おつ
137:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:23:33.82 ID:mhjGCyBT0
球磨「そうだ、何も知らないクマ。お前の過去に何があったかなんて知らないし、知りたくもない、興味もないクマ。だから一石投じることに躊躇いはないクマ。あぁ、やっぱもうめんどくさいクマ。提督、歯をくいしばれクマ」
五、四。球磨さんのカウントダウンが始まった。
138:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:24:47.34 ID:mhjGCyBT0
ゼロ。そう聞こえると何かが頬に当たり、爪切りで爪を切ったような切れのいい音が鳴った。
痛みはないけど、そんな音が私から鳴るのはどう考えたって体に悪い。
139:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:26:09.20 ID:mhjGCyBT0
球磨さんはそう言うと眉間の間を摘み、大きくため息をつく。ビンタされ、挙句の果てに馬鹿にされるのは意味がわからない。
いやわからなくないはずだ。自分の嫌な所は痛いほど知っているのだから。駄目な所はもうはっきりと分かり切っているのだから。
140:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:27:19.29 ID:mhjGCyBT0
球磨「提督、お前はほんと愛されているクマね」
そしてこう言った。
141:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:28:43.98 ID:mhjGCyBT0
球磨「球磨は一度だって人間を信用したことないクマ。期待したって得られない、使い潰されるのが艦娘だからクマ。それは球磨以外の艦娘だって大差ないクマ。でも何でかクマね。お前だけは違うクマ。球磨だってみんなだってお前を信用してるクマ。だから特別な「提督」。球磨はみんなに愛されている提督には掴み取って欲しいクマ。ここまで駄目で駄目な提督なのに愛されている、あとは提督の勇気だけなんだクマ。一歩、一歩踏み出せば提督は摑み取れるんだクマ。そのことに球磨は気づいて欲しいんだクマ」
いつまでも幸せな今が続くわけじゃない。いつかは終わりが訪れるのかもしれない。
142:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:32:09.46 ID:mhjGCyBT0
ああ、やっぱり艦娘はすごい。なんでこんなに私の思いを読み取ることができるんだ。
そうだ、私はこれから先の人生、本気で向き合わないといけないだ。人の気持ちに正面から向き合い、艦娘と本気で心をぶつかりあう。
143:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:33:41.31 ID:mhjGCyBT0
そう言いながら球磨さん床に大の字になって寝っ転がる。そして鬱陶しそうに手を払っている。
提督「....ちょっと待って!私化粧してないから!あぁえっと何からやるべきだったっけ...。そうだ!まず私室に戻らないと!いやでも戻ったってまたオバQじゃ....」
144:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:34:34.44 ID:mhjGCyBT0
球磨「まったくもう行けクマ。もう球磨は何も知らないし、何も聞かないクマよー」
執務椅子に座り込み、足を机に乗っけて球磨さんは腕を後ろに組んだ。本当に何もする気はないってことらしい。
145:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:38:09.34 ID:jPp49MF80
扉まで歩きドアノブに手をかけた辺りで、私はここまで付き合ってくれた球磨さんにお礼をしないといけないと思った。
変わるきっかけをくれたんだ、今は大した物なんか渡せはしないけど、ささやかな前金として渡しておかないと。
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