140:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:27:19.29 ID:mhjGCyBT0
球磨「提督、お前はほんと愛されているクマね」
そしてこう言った。
提督「何さ突然」
球磨「ほんと不思議クマね。みんなにお前に対してどう思っているかどうか聞くと、いい反応なんてないクマなのに。意気地なし、いつもヘラヘラしててムカつく、積極性に欠ける、観察してるといつも可笑しなことをするからネタに尽きない、あの歳なのに親心をくすぐられる、こんな感じばっかりクマ。でも、みんな最後にこうやって締め括るクマ。嫌いじゃない、好きだって」
独り言のように沢山の言葉が溢れ出している。
私は何も言えない。間を挟む余地もないし、この言葉達が意味する球磨さんの真意を知りたいからだ。
球磨「球磨だって色んな提督を見てきたクマ。クソみたいな奴だっていれば、艦娘と関わりを持とうとせず執務に没頭する奴、優しかった奴、それは色んな提督がいたクマ。大抵は、ろくな奴しかいないクマけど。別にお前は例外なんかじゃないクマ。その今までの奴らのうちの1人と変わらないクマ」
私も昔は執務に明け暮れていた。そうやって人間や艦娘と距離を取ることが私の生き方だったからだ。
そんな生活をしていたから、私は大井さんに怒鳴られた。言いたいことがあるならはっきり言えと。
私は今でも人間は苦手だ。だけど、艦娘との接し方はその日を機会を起点に変わったはずだ。よくも悪くも。
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