141:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:28:43.98 ID:mhjGCyBT0
球磨「球磨は一度だって人間を信用したことないクマ。期待したって得られない、使い潰されるのが艦娘だからクマ。それは球磨以外の艦娘だって大差ないクマ。でも何でかクマね。お前だけは違うクマ。球磨だってみんなだってお前を信用してるクマ。だから特別な「提督」。球磨はみんなに愛されている提督には掴み取って欲しいクマ。ここまで駄目で駄目な提督なのに愛されている、あとは提督の勇気だけなんだクマ。一歩、一歩踏み出せば提督は摑み取れるんだクマ。そのことに球磨は気づいて欲しいんだクマ」
いつまでも幸せな今が続くわけじゃない。いつかは終わりが訪れるのかもしれない。
142:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:32:09.46 ID:mhjGCyBT0
ああ、やっぱり艦娘はすごい。なんでこんなに私の思いを読み取ることができるんだ。
そうだ、私はこれから先の人生、本気で向き合わないといけないだ。人の気持ちに正面から向き合い、艦娘と本気で心をぶつかりあう。
143:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:33:41.31 ID:mhjGCyBT0
そう言いながら球磨さん床に大の字になって寝っ転がる。そして鬱陶しそうに手を払っている。
提督「....ちょっと待って!私化粧してないから!あぁえっと何からやるべきだったっけ...。そうだ!まず私室に戻らないと!いやでも戻ったってまたオバQじゃ....」
144:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:34:34.44 ID:mhjGCyBT0
球磨「まったくもう行けクマ。もう球磨は何も知らないし、何も聞かないクマよー」
執務椅子に座り込み、足を机に乗っけて球磨さんは腕を後ろに組んだ。本当に何もする気はないってことらしい。
145:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:38:09.34 ID:jPp49MF80
扉まで歩きドアノブに手をかけた辺りで、私はここまで付き合ってくれた球磨さんにお礼をしないといけないと思った。
変わるきっかけをくれたんだ、今は大した物なんか渡せはしないけど、ささやかな前金として渡しておかないと。
146:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:42:08.70 ID:jPp49MF80
なんかID変わってますけど一旦お終いです。ガチ体育会系球磨さんお疲れ様です。もう少しで終わります。がんばります。
147:名無しNIPPER[sage]
2017/08/22(火) 01:22:10.03 ID:EljDIwyxo
乙
148:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:36:47.46 ID:u0fZkAxu0
大井っち?そういえば昼から見てないねぇ。あっ、そうだ大井っちで思い出したけど、大井っち今度はさぁ。
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149:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:41:32.42 ID:u0fZkAxu0
海岸沿いに、大井さんはいない。
あの浜辺にも大井さんはいなかった。廊下にも厨房にもどこにも見当たらない。
150:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:44:28.70 ID:u0fZkAxu0
艦娘寮は、昔懐かしき赤煉瓦の鎮守府長官官舎から500mくらい離れた場所にある。
艦娘寮は赤煉瓦ではなく、木造モルタルと軽量鉄骨、アパートと同じ材質でできており、外壁は緑の迷彩柄が施されている。
151:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:47:08.53 ID:u0fZkAxu0
私は大井さんを、私は大井さんが。
まぁ、なんだっていい。今どうせ考えたって、やっぱ意味はないんだから。
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