145:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/19(土) 22:38:09.34 ID:jPp49MF80
扉まで歩きドアノブに手をかけた辺りで、私はここまで付き合ってくれた球磨さんにお礼をしないといけないと思った。
変わるきっかけをくれたんだ、今は大した物なんか渡せはしないけど、ささやかな前金として渡しておかないと。
提督「球磨さん。冷蔵庫の中にあるアイス何だけど、ポッキンアイス達の下に隙間があって、そこに高いアイスが隠してあるから食べていいよ」
球磨「ほんとかクマ!」
提督「お礼だよ。受け取っといて」
球磨「いやまだ食べないクマよ。提督の結果を聞いてから食べるクマ」
提督「そう。まぁいいや、じゃあ行ってくるね」
扉を開ける。この一歩で、私は変わる。変わらなくちゃいけない。踏み出す。
球磨「提督」
球磨さんの呼ぶ声に私は私は止まってしまった。いや仕方ないんだけどさ。幸先は良くない、心をの片隅でそう思ってしまった。
球磨「....さっきは殴ってごめんクマ」
提督「なに、そんなこと?ああでもしないと私は変わるきっかけを得られなかった。逆に私はありがとうって球磨さんに言うよ」
球磨「....そうかクマ」
提督「うん。もう行くね球磨さん」
球磨「よし!行ってこいクマ!ばしっと一発決めてこいクマ!」
幸運を。その言葉を背に、私は大井さんの元に向かう。
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