【艦これ】大井さんの女子力事情
1- 20
151:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:47:08.53 ID:u0fZkAxu0

私は大井さんを、私は大井さんが。

まぁ、なんだっていい。今どうせ考えたって、やっぱ意味はないんだから。

当たって砕けろ。玉砕あるのみだ。

残りの水を飲み込む。これで少しは回復した。

私は腕時計を確認する。時計の指針は天辺を過ぎ、ぐるりと半周し終える所まできていた。

よく耳をすますと、ひぐらしが夜の訪れを遠くの山から知らせている。

頭上にもくもくと広がる積乱雲が、夕焼け空の赤を背景に、うっすらと影絵になりつつあった。

今日が終わるのも近い、後回しはまずい。急がなければ。

ペットボトルをキャップと分け、ゴミ箱に放り込み、私は走った。何としてでも今日中に、大井さんにこの気持ちを伝えたい。何が何でも、そうしたい。

足が痛い、ふくらはぎが引きつって今にでもこむら返りをしそうだ。一歩一歩がこんなにも重く、足を前に出すことが苦痛なのは初めてだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
215Res/148.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice