152:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/24(木) 21:48:11.06 ID:u0fZkAxu0
大井さん。大井さん。心で大井さんの名前を呼ぶ。
ありがたい小言が多い大井さん。私に対して注意深く警戒してるのに、肝心な所で気が抜けてしまい、あげく、その事にも気がついてない大井さん。実は嫉妬深い大井さん。
走れ、止まるな、止まるんじゃない。足の裏が痛んだ、大井さん。
水を飲んで少し回復したっていうのに、もう喉が乾き切って限界だ。でも生暖かな新鮮な空気が更に事態を悪化させようとしてくる。血が出そうだ、あぁ大井さん。
そうやって現実逃避していると、私は気がつかないうちに艦娘寮にたどり着いていた。
自販機からここまでの記憶がぽっかりと抜けきっていて、覚えているのは、ただ大井さんの名前を心で叫んでいた、それだけだった。
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