116:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:33:41.94 ID:qNL29ZGy0
来月分の資材申請書だ。1ヶ月毎にグラフ化されたそれぞれの資材の消費量を見ると、不自然に右肩上がりだ。
経験上、この鎮守府では戦艦に正規空母の艦娘はいないため、消費される資材は少ないはず。
117:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:34:45.80 ID:qNL29ZGy0
提督「球磨さん、扉壊れるからそれやめてって言ってるよね」
球磨「元気そうでよかったクマ」
118:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:35:35.50 ID:qNL29ZGy0
球磨「大井とはうまくやってるクマか?」
なんの前触れもなく球磨さん言う。縛り付けられる様に、私の手はポッキンアイスを取ったところでぴたりと止まった。
119:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:37:02.59 ID:qNL29ZGy0
球磨「....球磨は妹達の関係とか、他の艦娘の関係にはなるべく口を挟まないようにしてるクマ。なんでかわかるクマか?」
提督「巻き込まれたくないからでしょ」
120:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:38:36.82 ID:qNL29ZGy0
球磨「見てて危なっかしいからクマね」
提督「危なっかしい?何がさ」
121:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:39:35.03 ID:qNL29ZGy0
球磨「今回に限っては別問題クマ。下手したら大井がどうなるか、提督はわかってるクマね」
私はだんまりした。言葉が出てこないからだ。
122:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:41:02.55 ID:qNL29ZGy0
何から話せばいいのか考えあぐね、しどろもどろになる。
私の悪い癖だ。口下手な私はいつもこうやって話のねたの優先順位を見失う。
123:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:42:18.41 ID:qNL29ZGy0
球磨「何が違うクマ。事実だクマ。違うって言うなら一人一人に聞いて回るといいクマ。私は意気地なしで根性無しかって。みんなそうだって言うクマ」
球磨さんも立ち上がると私の胸倉を掴む。いつもの私ならここで怖気付いてすぐに謝るだろう。
124:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:43:18.85 ID:qNL29ZGy0
瞳孔が完全に見開き一寸の動きも見せない。そして、ゆっくりと私の首元に球磨さんの手が忍び込んだ。
私は球磨さんを勘違いしていた。放任主義だと思い込んでいたけど、長女の責務として妹達を案じていたんだ。
125:名無しNIPPER[sage saga]
2017/06/15(木) 01:49:12.38 ID:qNL29ZGy0
忙しかったので全くですみません。明日も更新する予定ですので頑張ります。大井さんのSSが心なしか増えてる気がするので嬉しい限りです。
126:名無しNIPPER[sage]
2017/06/15(木) 01:58:18.21 ID:vrJtJIkyo
く、球磨さん
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