121:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:39:35.03 ID:qNL29ZGy0
球磨「今回に限っては別問題クマ。下手したら大井がどうなるか、提督はわかってるクマね」
私はだんまりした。言葉が出てこないからだ。
球磨「提督、大井に何したクマ?」
そして私の隣に座った。ポッキンアイスを齧る球磨さんの姿はいつも通りだ。
だけど私を見据える眼光に微かに潜む殺気。妹を思う気持ち、仲間を思う気持ちが重なり合い、一人の艦娘の抜く末を案じているんだ。
私は拳を強く握りしめる。溶けたアイスが体温と気温を吸って生暖かい水となり、私の手をつたう。私はそれを舐めとり、溶けたアイスを飲み干す。
何から、話せばいいのか。私が大井さんから受けた告白の謳い文句を話せばいいのか。それに動転していたってことも。
それとも、かつて私は大井さんを作戦という言葉で包み隠して、明確な殺意を向けたことか。
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