120:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:38:36.82 ID:qNL29ZGy0
球磨「見てて危なっかしいからクマね」
提督「危なっかしい?何がさ」
球磨さんは立ち上がると自ら冷蔵庫に向かう。
他に何かないクマかと、鼻歌交じりで冷蔵庫を物色する姿はさながら本物の熊だ。
私がその後ろ姿に目を凝らしながら、山積みしたアイスの底にある収納に気がつくなと念を送っていると、諦めたのか再びポッキンアイスを握りしめ戻ってくる。
球磨「大井は最近ちいさなミスが目立つクマ。別に大事になる様なレベルじゃないクマけど、いつもの大井ならありえないクマ。それをみんなは、たまにはそんな時もあるって締めくくってるけど、球磨はそうは思わないクマ。あれは前兆クマ。近いうちに絶対やらかすって思ってるクマ」
そう言うとポッキンアイスをへし折った。
私は唖然とした。あの大井さんがちいさなミスすることに。几帳面で真面目な大井さんはミスをする側ではなくて、ミスを見つける側だ。
私の癖を指摘するくらいに、その目は行き届いている。
嵐の前の静けさはみんな察知していても見て見ないふりをする。
それはその人の事がどうでもいいからではなく、現状問題無しと判断し、そのうち治るだろうと高を括るからだ。
危うい。球磨さんの言うとおりだ。大井さんはそのうち取り返しのつかないことをしでかしそうだ。
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