118:名無しNIPPER[saga]
2017/06/15(木) 01:35:35.50 ID:qNL29ZGy0
球磨「大井とはうまくやってるクマか?」
なんの前触れもなく球磨さん言う。縛り付けられる様に、私の手はポッキンアイスを取ったところでぴたりと止まった。
手のひらに感じる冷たさとは裏腹に、体は熱く、心臓の鼓動は強く高鳴り始めた。動悸でめまいもした。
私は悟られないように、何も返答せず、取り出したポッキンアイスを折り、球磨さんに片方を差し出した。
ありがとうクマと言うと、球磨さんはポッキンアイスを一口齧り、咀嚼する。私も一口齧る。ぶどう味だ。
ごりごりと氷を噛み砕き、私も球磨さんも何も喋らない。
でも球磨さんは、隣に座れということだろう、ソファを叩いた。
それに従って私は球磨さんの左隣に座る。口火を切ったのは球磨さんだった。
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