青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
1- 20
155: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/18(日) 06:59:15.18 ID:E5Fo7Ca+O
やがて朝が来て、いつの間にかまた眠ってしまっていて。
青葉が目を覚ました時には、彼はもうお仕事に行った後でした。

“……この部屋、結構広いんだ。”

以下略 AAS



156: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/18(日) 07:01:12.09 ID:E5Fo7Ca+O
無意識にトラウマになってた、最低な過去の恋愛も。一夜明けると何だか遠くの様で。
それ以外の事も、映画の様に客観的に蘇って来て…例えば、艦娘になるきっかけの事。

叔父さんの事については、一つだけ彼に隠し事をしていたんです。
それは心配をかけまいとしたが故ですけど。
以下略 AAS



157: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/18(日) 07:03:20.81 ID:E5Fo7Ca+O
その日の夜。
一日を終え、彼は自室のベッドに横たわっていた。

部屋には音楽が流れており、間接照明の中、彼はじっと天井を見つめている。
ベッドから感じるのは、彼女の残り香。
以下略 AAS



158: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/18(日) 07:04:09.70 ID:E5Fo7Ca+O
今回はここまで。


159:名無しNIPPER[sage]
2017/06/20(火) 00:56:58.29 ID:K3r+mxBpO
なんだろう、すごくドキドキする


160: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:17:34.57 ID:GXp8xFqq0
『魔の海を越えて……最後に見たのは…』

イヤフォンを耳に差したまま、呆然と天井を見つめていました。
一通り黒いジャケのアルバムを聴いて…今は、ある曲をリピートしてしまっていて。
それはアルバムのストーリーの冒頭。主人公が敵に撃たれて、戦地から現代へと魂が飛ぶ場面を歌った曲。
以下略 AAS



161: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:18:43.03 ID:GXp8xFqq0
息を切らして彼の家に辿り着くと、インターホンに手を伸ばしました。
だけどその手を、途中で止めてしまったんです。

きっと堂々と尋ねたら、彼は全てを隠してしまう。
今青葉が知らなきゃいけないのは、そうじゃない顔。
以下略 AAS



162: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:20:03.92 ID:GXp8xFqq0
『こん…こん…』

自分でもびっくりするぐらい、弱々しいノックをしていました。
それでもあの部屋にはよく響いたのでしょう、彼はすぐに気付いて…。

以下略 AAS



163: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:20:43.13 ID:GXp8xFqq0


「__……大丈夫だよ。」


以下略 AAS



164: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:22:10.26 ID:GXp8xFqq0
「………っ!?」

「痛かった?ごめんね……。」

こぼれた血は、あたたかい。
以下略 AAS



557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice