163: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/23(金) 05:20:43.13 ID:GXp8xFqq0
「__……大丈夫だよ。」
強く抱きしめて、安心させるように。
「私は、何があってもそばにいるから。」
たったひとりの理解者である事を擦り込むように、甘い言葉を囁いて。
「やっと泣けてよかった…ありがとう、話してくれて…。」
ヴェールを纏った聖母を気取るみたいに、欲望を包み隠して。
「生きてるんだよ、あなたは。」
腕を取って、唇を寄せて。
また、彼に噛み跡を付けたのでした。
557Res/457.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20