フレンズは繁栄しました【人退×けもフレ】
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315: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:27:51.53 ID:N4f4DzpF0
 気が付くと、砂山に埋もれているようでした。おかげで何も見えません。

「んんん!?」

 もぞもぞと動きますと、上に突き出た手が空を切ります。それを頼りに、私は砂山から脱出できました。
以下略 AAS



316: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:31:48.53 ID:N4f4DzpF0
 上を見上げると、ちょうど私たちが振ってきたのだろう四角い穴がぽっかり空いていました。天井は高く、穴からここまでも10メートルはありそう。我ながらよく助かったものです。

 天井にはクレーンが設置されており、壁にもいくつか大きな穴が開いています。おそらく製造された茶葉をここに運び込み、あのカフェをはじめとした各施設に分配、配送を行っていたのでしょう。

「さて……、どうやってここから出ましょうか」
以下略 AAS



317: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:33:10.39 ID:N4f4DzpF0
 ザク、ザク、という音がどこからか聞こえてきました。その一定のリズムには、なんだか聞き覚えがあります。そう、これは大群が行進しているときにそっくりです。

 アルパカさんも気が付いたようです。

「う〜ん、足音?」
以下略 AAS



318: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:34:26.15 ID:N4f4DzpF0
『……ガガガ、セ』

「せ?」

『セルリアンを確認。排除シマス。排除シマス』
以下略 AAS



319: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:35:18.37 ID:N4f4DzpF0
「う〜ん、セルリアンの気配はしないけどねぇ」

「たぶん故障かなにかですかね?」

「こしょー?」
以下略 AAS



320: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:37:03.00 ID:N4f4DzpF0
「トキぃ!」

「大丈夫? アルパカ」

 トキさんは地面すれすれで大きく羽ばたき、抱えていたもう一人のフレンズ――姿を見るにヘラジカでしょうか?――を下ろします。
以下略 AAS



321: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:37:55.80 ID:N4f4DzpF0
 オーロックスさんがわたしを指さしました。

「こいつ、誰ですか?」

「ああ! その子ねぇ、かばんさんとおんなじフレンズなんだってぇ〜!」
以下略 AAS



322: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:38:41.35 ID:N4f4DzpF0
「ん?」

 みなさんがわたしを取り囲む中、ハシビロコウさんだけが遠巻きにわたしを見つめていました。いや、もうこれは睨んでいました。

「ええと……」
以下略 AAS



323: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:39:56.30 ID:N4f4DzpF0
 凍り付いた空気に脅えるようにあたりをうかがいながら、ハシビロコウさんは続けます。

「ボスは……、アルパカがセルリアンに襲われてるっていってたから。その……、アルパカと一緒にいたあなたが、もしかしたら」

「いやいやいやいや! そんなわけないじゃないですか!」
以下略 AAS



324: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:40:28.75 ID:N4f4DzpF0
 わたしの全身全霊全力の抗議にも耳を貸さず、ヘラジカさんは武器を顕現させ構えました。

「ライオン! オーロックス! 一斉にかかるぞっ!」

「じゃあ私が石を狙うよ」
以下略 AAS



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