323: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/04/22(土) 19:39:56.30 ID:N4f4DzpF0
凍り付いた空気に脅えるようにあたりをうかがいながら、ハシビロコウさんは続けます。
「ボスは……、アルパカがセルリアンに襲われてるっていってたから。その……、アルパカと一緒にいたあなたが、もしかしたら」
「いやいやいやいや! そんなわけないじゃないですか!」
疑惑と疑念と疑いに満ち溢れた視線と空気を丸めて燃やしてポイしてしまおうと(ご覧の通り少し狼狽しています)明るい声を持って全力で否定します。
「セルリアンってあのスライムの化け物みたいなやつだったのでは? わたしはどこにもスライム要素はありませんよ?」
そういってクルクル回って見せます。
「それにほら! おめめも二つありますし!」
「そうだよぉ! この子はセルリアンなんかじゃないよぉ!」
アルパカさんも援護射撃をしてくれます。これなら彼女たちも納得してくれるはず!
「お前……」
「ヘラジカさん?」
「アルパカを食う気だったのかぁぁぁぁ!!」
「そんな気はさらさらありませんっ!!」
まさかの聞く耳ナッシング!
347Res/218.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20