169: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:06:54.37 ID:3m83T0D/0
やっぱり人間向きのお菓子はまずかったのでしょうか……。と思った瞬間、
「うまぁぁぁぁぁぁいいいいいいい!!」
文字通り、比喩でもなんでもなく飛び上がりました。
170: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:07:21.28 ID:3m83T0D/0
「ごめんねー。ついてきちゃったー」
後ろにセルリアンを連れて。
171: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:08:20.98 ID:3m83T0D/0
「みゃああああああああっ!?」」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」
青い大型のセルリアンが、もはや数えるのも面倒というほど大量に。
172: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:09:52.67 ID:3m83T0D/0
「どこか……、隠れられるところを……」
なにか都合よく洞穴か何かがあれば……、
「ねー、あそこに穴あるよー」
173: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:12:53.75 ID:3m83T0D/0
「あなた髪の毛長ーい! おもしろーい!」
カワウソさんがわたしの髪の毛で遊んでいるのはほっておいて、この後の対処法を考えます。
セルリアンはこのあたりをうろついているようなので、迂闊に移動することはできません。一方、ここは安全ですが、いつまでもいるわけにはいきません。
174: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:14:21.09 ID:3m83T0D/0
「うみゃあああああああああああ!?」
「わぁぁぁああああああああああ!?」
「きゃあああああああああああ!?」
175: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:15:19.41 ID:3m83T0D/0
「でもどうすんの? いま飛びだしたら……」
「セルリアンにパクリといかれるでしょうね……」
まあここにいてもまもなくパクリといかれるでしょうけど。
176: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:17:17.59 ID:3m83T0D/0
「すごいねぇ! あんた、サンドスターを出せるなんて」
ジャガーさんが感心したように私を見ました。
「はあ?」
177: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:18:40.33 ID:3m83T0D/0
「こ、これは……」
「なにこれー! すっごい!」
ジャガーさんが教えてくれたのは、手漕ぎトロッコでした。車体中央にハンドルがついていて、上下に動かすことで前進するものです。
178: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:20:04.65 ID:3m83T0D/0
森の中に、あの青ダルマの姿が見えました。
「…………」
「おーい、どうしたの?」
347Res/218.16 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20