169: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:06:54.37 ID:3m83T0D/0
やっぱり人間向きのお菓子はまずかったのでしょうか……。と思った瞬間、
「うまぁぁぁぁぁぁいいいいいいい!!」
文字通り、比喩でもなんでもなく飛び上がりました。
「なんだこれ! なんだこれ! 初めて食べたぞこんなもの!!」
「そ、それはよかったです……」
「甘い! 果物なんかとは別の甘さだ! おいしいっ!!」
「もう一枚、いかがですか?」
「いいのかいっ!?」
ジャガーさんがもう一枚のクッキーに飛びつきます。
「甘い……。美味しい……。これがクッキー、お菓子ってやつなんだねぇ……」
ここまで美味しそうに食べていただけるのは、調理人冥利に尽きるというものです。
「そうだ! カワウソの奴にも食べさせてやらなきゃ……」
「そういえば、遅いですね、カワウソさん」
イカダを縛る紐を探してもらうため、カワウソさんにはジャングルの中に入っていただいています。そろそろ帰ってきてよい頃何ですが……。
「ふったりともー」
「あら、カワウソさん、おかえりなさい」
茂みの奥からカワウソさんが姿を現します。手にはツタを持って。そして、
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