168: ◆Wv.nqe0Jy.[saga]
2017/03/21(火) 14:05:30.99 ID:3m83T0D/0
川に小舟を並べ、その上に板を敷くことで簡易的な橋を設置するという方法が、中世において編み出されました。人類ってすごい。
わたしは先人の知恵を拝借することにしたのです。
「おーい、イカダってこんなもんでいいのかい?」
「はい、十分です」
「かばんがやったのに似てるなぁ」
「まあ、少人数で橋をかける方法なんてそんなにありませんし」
流れ着いていた流木を使用し、イカダを何枚も作成。それを川に浮かべてつないでいくことで橋を作っちゃおうというナイスでイカす素敵なアイデアです。
「少し休憩にしましょうか」
イカダづくりに奔走して頂いたジャガーさんにクッキーを一枚差し出します。ジャガーさんはそれをいぶかしげに眺めていました。
「……なんだ、この板」
「クッキーというお菓子……、食べ物です。甘くておいしいですよ?」
「食べ物……、ジャパリまんみたいなもんか?」
一通りにおいをかいだり観察したりしてから、恐る恐るといった風にそれをかじりました。
「…………」
「ジャガーさん?」
「こ、ここ、これ……」
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