68:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:09:47.96 ID:/hzpnLfA0
桑田 「ぐうっ……つ、ぅぅっ……!」
冷たい汗をかきながら、しっかりと体を抱える。まだ、全身がきしむ感覚。
ふと、視界に入った右手。指の骨まで全部折れたはずなのに、キレーなままだ。
69:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:10:42.50 ID:/hzpnLfA0
□ □ □ □ □
シャワールームの壁にもたれた舞園の背中が、ずるずる…と下がっていく。
70:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:11:10.14 ID:/hzpnLfA0
そんなアナウンスの後――
学園長 『私の名前は霧切仁。希望ヶ峰の……君達の、学園長だ』
あれ、学園長ってモノクマじゃ……んじゃ、あのおっさんがモノクマの中の人か?
71:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:11:37.94 ID:/hzpnLfA0
桑田 「いって!」ドサッ
逃げようと走り出した生徒が勢いよくぶつかってきた。
尻餅をついたオレの手を、菜摘がぐいっと引っぱる。
72:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:12:08.72 ID:/hzpnLfA0
生徒A 「よっ……っと、登れないことは、ないけど……キツいな」ズルズル
生徒B 「おい桑田、無理そうだしさっさと"出口"作ってくれよ」
塀に向かって立つオレは、あの鉄の扉で塞がれた玄関ホールと、舞園の言葉を思い出していた。
73:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:12:35.67 ID:/hzpnLfA0
菜摘 「桑田!よかった……無事で」
桑田 「菜摘、お前の兄貴は……」
菜摘 「生きてたよ。でも向こうの人と話あるみたいでさ、無視られちゃった。
74:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:13:12.16 ID:/hzpnLfA0
桑田 「――お?」
その時、空から何かが落ちてきた。
青い欠片を、両手で受け止める。小さくて、内側からはキレーな光が出ていた。
75:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:13:45.23 ID:/hzpnLfA0
桑田 「あとな、お前に前から言いたかったんだけど、その卑屈な態度やめろ。"僕はみんなと違うから"とか
そーやって線引きされっとイラッとくんだよ。こっちだって好きで天才やってるわけじゃねーっつの」
苗木 「……」
76:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU
2017/03/20(月) 21:15:27.23 ID:/hzpnLfA0
菜摘 「あたしだって、覚えのない記憶が出てきてびっくりしてるよ?でも
バタバタしたって始まんないじゃん。どうせこっからは出らんないんだし、
腹ァくくるしかないよ」
77:名無しNIPPER[sage]
2017/03/20(月) 23:31:57.19 ID:Rk00w89r0
読みやすい文章でいいね
完結させてくれると嬉しい
78:名無しNIPPER[sage]
2017/03/20(月) 23:33:14.78 ID:Cp/eObsXo
菜摘いいヤツ過ぎだろと思ったら3前のイメージか
桑田はなんだかんだ可哀想なヤツだよな
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