840: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:55:39.59 ID:6D6vTS+OO
『十一階で佐藤と交戦中!』『六階で佐藤らしき男が……』『いや二十階だ!』
無線機から流れてくる情報はどれもバラバラで、佐藤のいる位置を伝えるどころかむしろ混乱を大きくさせることが目的のようだった。
841: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:56:43.06 ID:6D6vTS+OO
『もしもし? ケイですか!?』
永井「いいか、おまえの存在を正体は隠したままこっちの仲間に明かす。平沢って人から佐藤と遭遇したと連絡が来たら、おまえはIBMを平沢さんたちのところまで送れ。やつにIBMを消費させ、できるだけ長く引き付けるんだ!」
842: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:57:29.45 ID:6D6vTS+OO
永井「あっ!」
警官の格好をした田中がリボルバーを抜き、二連射する。中野が被弾。腹部を貫通し、銃弾が背後の壁に粉塵を飛ばしながら埋まった。
843: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:58:25.29 ID:6D6vTS+OO
田中は永井と中野が隠れた通路の角を睨みながら、背後の仲間にむかって叫んだ。
田中「おまえら先に逃げろ!」
844: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:59:39.54 ID:6D6vTS+OO
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845: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:01:22.61 ID:SzhTzFDuO
田中のIBMがすぐ眼前に迫っていた。右脚の踏み込みが大きく振り上げた右腕を鞭のようにしならせ、鋭い爪が横薙ぎのギロチンのような作用を見せながら中野の首にかかる。
永井「中野!」
846: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:02:45.11 ID:SzhTzFDuO
永井「中野よけろ! こいつはおまえが嫌いだ!」
渦巻くように生成される黒い幽霊の肉体。永井のIBMは床を蹴って一直線に中野めがけて突進する。永井の言葉に頭だけ振り向いていた中野が敵意剥き出しのIBMを目撃する。中野が頭を仰け反らせる。その直後、さっきまで中野の頭部があった場所に永井のIBMが攻撃を打ち込まれる。田中のIBMがその攻撃をまともに喰らい、その頭部と突き出された腕が対消滅する。永井のIBMは突進の勢いそのまま前進を続け、崩壊する田中のIBMと中野を下敷きにして床に倒れた。
847: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:03:59.91 ID:SzhTzFDuO
電力の復旧の目処はまだ立たない。戸崎は永井が田中を見失った瞬間、復旧と同時に佐藤の居場所を見分けられるようにとモニターを見上げつづけている下村に向かって指示を出した。
戸崎「下村君、行け。十五階へ向かう佐藤を階段で待ち伏せし、一体でも多くのIBMを消費させるんだ」
848: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:04:51.44 ID:SzhTzFDuO
下村が階段に到達した。ドアを開け、十四階廊下から階段の踊り場に足を踏み入れる。
下村「北階段に着きました。佐藤は……」
849: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:05:30.50 ID:SzhTzFDuO
永井と中野が十二階を通過する。
中野「永井! さっき戸崎さんと話してた全部失敗に終わった場合って……なにをするんだ!?」
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