213:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:35:31.87 ID:vYhwAq/BO
「ぴひゅっ…」
先頭に立っていた長身痩躯の兵士の首が奇妙な音を鳴らしながら宙を舞う。
214:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:37:58.68 ID:vYhwAq/BO
(マズいな。このままだと挟み撃ちだ)
「くそっ!後ろだ!後ろを取られた!!」
215:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:40:25.45 ID:vYhwAq/BO
(このままじゃ全滅も時間の問題だ。化け物に構っている暇はない)
(大体、こんな奴等が何人死のうが彼女さえ無事ならそれでいいんだ)
216:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:43:12.27 ID:vYhwAq/BO
一方、娼館主はやり切れぬ表情をしている。
出来ることなら皆で、と思っていたのかもしれない。
217:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:48:12.34 ID:vYhwAq/BO
「……分かってる」
(命にも優先順位がある。誰も彼も救おうなんて考える奴の方がイカレてるんだ)
218:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:51:10.26 ID:vYhwAq/BO
「仕留め 損ねた か」
(くそッ!もう一匹いたのか!!)
219:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:55:10.08 ID:vYhwAq/BO
(動きが鈍い。何故?)
(いや、この際どうでもいい、何だか分からないが今しかないんだ)
220:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 00:59:38.13 ID:vYhwAq/BO
「あ、あなた、自分が何をしたのか分かっているの!! 私はーー」
「うっせえんだよ豚が!!」
221:名無しNIPPER[sage]
2016/12/20(火) 01:03:40.96 ID:j0JKTrIWO
「待って、助けーー」
「嫌だね。ボクはこの人を助けるだけだ」
222:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 01:07:22.44 ID:j0JKTrIWO
「いやぁ、助かったよ」
「彼女には、あの魔術師はボク等を守る為に戦って死んだって言っておく」
223:名無しNIPPER[saga]
2016/12/20(火) 01:09:43.63 ID:j0JKTrIWO
(この広場は、演習場か?)
月は雲間に隠れており遠くまでは見えないが、辺りに何かがいる気配はない。
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