41:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:05:34.35 ID:arCyxKGf0
亡者と化した騎士達の剣勢をすり抜け、打ち倒し、飛び交う矢をかわしつつ、コブラがやっとの思いで滑り込んだ廃墟の中には、白い髭を蓄えた筋骨隆々な男がいた。
その男はコブラ達を招き入れ、篝火の側まで案内すると、煤にまみれた掌をすりすりと擦り合わせて煤を払い落としつつ、決めた誰かに言うわけでもなく喋り始める。
アンドレイ「外にいる亡者どもは誰彼構わず襲うが、此処までは来ねえんだ」スリスリ
42:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:10:32.00 ID:arCyxKGf0
コブラ「それにしても、ソウルねぇ………悪魔に魂を売った連中は何百と見てきたが、まさか俺が悪魔以外と魂の取引をする事になるとは思わなかったぜ」
アンドレイ「……妙な事言うなアンタ。デーモン共は取引になんか応じねえぞ。ヤツらは奪うだけだ」
43:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:28:03.95 ID:arCyxKGf0
ズカーッ!
亡者戦士「グゥオ…」ドサァ
44:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:34:22.93 ID:arCyxKGf0
コブラ「で、これをアンタに渡せば、取引成立ってわけか?」
アンドレイ「ああそうだ」
45:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:04:21.84 ID:arCyxKGf0
赤いマントを羽織った三人の騎士達は、みな教会の一階に設けられた信者席の近くで倒れている。
一人は骨と皮だけとなった顔を砕かれ、二人目は如何なる膂力によるものか、鎧ごと胴体を貫かれている。
三人目は教会を内部から支える石柱に後頭部を叩きつけられたせいか、へたり込んだまま、ただ目から血を流すばかり。
46:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:06:58.18 ID:arCyxKGf0
ドガシャーン!ドォーン!
レディ(上手くいってるみたいね)
47:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:08:59.61 ID:arCyxKGf0
闇霊「なんだお前は。妙な格好をしやがる」
コブラ「自分に当てはまる事を人に言っちゃいけないぜ。口喧嘩が下手なタイプだなアンタは」
48:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:12:56.50 ID:arCyxKGf0
闇霊「クソッ…やるなあの女…」
手痛い反撃を貰った男は、奇妙な緑色の瓶を口に着け、中に溜まったの太陽色の液体を一口飲んだ。
49:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:14:43.06 ID:arCyxKGf0
コブラ「おっ!」
レディ「どうかしたの?」
50:名無しNIPPER
2016/09/16(金) 09:43:41.98 ID:s1qpPiBF0
待ってました
51:名無しNIPPER[sage]
2016/09/16(金) 11:56:29.74 ID:22rGBe6Ho
おもしろい
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