43:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:28:03.95 ID:arCyxKGf0
ズカーッ!
亡者戦士「グゥオ…」ドサァ
アンドレイ「どうだい。なかなか良いだろう?」
コブラ「確かに…いい武器かもな、こいつは」
アンドレイ「なんなら、今回限りオマケで鍛えてもやれるぜ。長いことまともな奴が来なかったから楔石が余っちまってるんだ」
コブラ「そりゃあ助かるね。で、料金はいくらだ?タダでやるような慈善事業でもないんだろ?」
アンドレイ「簡単だ。ソウルを分けてくれりゃいい」
コブラ「問題アリだな。エクソシストを呼ぼうにも電話が通じない。それに鉄板一枚のために命をくれてやれる程、俺は安くはないな」
アンドレイ「?……何言ってるのか分からんが、ソウルならアンタの中に残ってるじゃねえか」
コブラ「なんだ本当に死ねって言うのか?高い買い物だなぁ」
アンドレイ「そうじゃない。アンタがここに来るまでに倒した連中のソウルを、俺に分けてくれるだけで済むんだ」
コブラ「……確かに、ここに来るまでに結構派手にやったが…」
ソラール「手に入れたソウルの使い方がわからないのか?」
コブラ「それもあるが、俺はこういうオカルトな事は苦手なんだ……ほら居るだろ?雷が鳴ったらヘソを隠しちまうタイプとか。俺はそういう人種なんだ。へへ……」
ソラール「ヘソを隠しただけで、神の力である雷を防げるとは思えんが…」
レディ「いちいち気にしないでいいのよ。彼、心霊とか魔法とかに凄く弱いから、こう言って誤魔化してるの」
アンドレイ「そいつは難儀だな。この先苦労するぜ」
コブラ「あー分かった分かった!とりあえずそういう事だから……あー、なんだ、まずはソウルの使い方を教えてくれ」
ソラール「よし。じゃあまず………そうだな…」
ソラール「目を閉じて、ここに来るまでに殺した者達について、考えてみてくれ」
コブラ「…………」スッ…
ソラール「考えてるか?」
コブラ「バッチリさ。今は懺悔室に居る」ニィッ
ソラール「では次に、思い浮かべた者達を、左右のどちらでも構わないが、掌に追い詰めるんだ」
コブラ「掌ね。どーぞ」
ソラール「よし。目を開けて良いぞ」
コブラ「………」パチッ
ソラール「左手を見てみろ。今なら見えるはずだ」
ヒュオオオ…
コブラ「この白く光ってるのがソウルなのか?」
ソラール「そうだ。貴公が敵から奪ったソウルの集まりだ。しかし妙だな……あの飛竜と牛頭を倒しておきながら、たったのコレだけとは…」
コブラ「お二人さんとも、あまり他人を恨むようなヤツらじゃ無かったのかもな」
ソラール「ソウルを幽霊か何かと勘違いしているようだが、それほど恐れるような物でもないぞ?」
コブラ(何万人も殺してると、そういう所が気になってくるのさ…)フッ…
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