42:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:10:32.00 ID:arCyxKGf0
コブラ「それにしても、ソウルねぇ………悪魔に魂を売った連中は何百と見てきたが、まさか俺が悪魔以外と魂の取引をする事になるとは思わなかったぜ」
アンドレイ「……妙な事言うなアンタ。デーモン共は取引になんか応じねえぞ。ヤツらは奪うだけだ」
ソラール「すまん、この男はなんというか、トボけたところがあってな」
レディ「トボけたところですって」ウフフッ
コブラ「やれやれ…会話教室に通っときゃ良かったな…」
アンドレイ「で、どうするんだ?鍛治仕事なら今からでも取り掛かれるぜ?」
アンドレイ「アンタはどうだ?悪い仕事はしないぞ」
ソラール「それなら、俺はこの剣を預けよう。自己流に鍛え上げてはいるが素人の技には限りがあるからな」
アンドレイ「おう、任せとけ。アンタは……」
コブラ「ん?このデカブツに用かい?強くしてくれるんなら、是非ともお願いしたいところだね」
アンドレイ「そいつは黒騎士共が持つ大剣でな。鍛えるには光る楔石が必要なんだが………持ってるかい?」
コブラ「光る楔石?そういう特別な光り物が道端に落ちてたんなら俺のポケットにも入ってるはずだがね。こう見えて目が肥えてるんだ」
レディ「鍛える必要があるようには思えないけれど?」
アンドレイ「まぁ、確かにそいつは素のままでも良いものだ」
アンドレイ「斬ってもいいし、突いてもいい。両手で持てば相手の盾も跳ね除けられる。そのまま使っても大丈夫だろう」
コブラ「……そうは言っても、個人的な話になるが剣にはろくな思い出がないもんでね。気弱な俺にはちっとばかし信用が置けなくってな」
コブラ「それに俺は剣を使うよりも、剣に使われる方が気楽でいいんだ」
アンドレイ「呆れたヤツだな。武器に使われる戦士なんて聞いた事ないぜ」
アンドレイ「まぁ、そんなに剣が信用出来ないってんなら、そこらで試し斬りでもすりゃあいいんじゃねえか?」
アンドレイ「なんなら表にいる亡者で一発試すってのもアリかもな。ウワッハッハ!」
コブラ「おいおい、俺は浪人じゃないぜ?正当防衛って奴が好きなんだ」
アンドレイ「構いやしねえさ。不死共はもう痛みさえ感じず、なんで自分が剣を握って突っ立ってるのかも分からなくなっちまってる。いっその事斬りまくって骨片にしてやった方が、あいつらも休まるってもんだ」
コブラ「確かにいかにも寝不足ってツラしてるが……俺としちゃあ気が乗らないかなぁ」
アンドレイ「まあやってけよ。アンタをその亡者にしないために俺は言ってるんだ」
コブラ「うーん…」ポリポリ…
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