47:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 08:08:59.61 ID:arCyxKGf0
闇霊「なんだお前は。妙な格好をしやがる」
コブラ「自分に当てはまる事を人に言っちゃいけないぜ。口喧嘩が下手なタイプだなアンタは」
闇霊「俺はお前の仲間を人質に取ってるんだぞ。分からん奴だな」
コブラ「ほらこれだ。またアンタに当てはまったぞ」
闇霊「なに?」
コブラ「聞こえなかったか?」
コブラ「分かってないのはアンタの方さ」
バキーッ!
レディの水平チョップが男の鼻ツラに一閃され、男は顔面から赤い霧を吹きながら転倒した。
レディは梯子に掛かっていた右手を手すりから引き剥がすと、コブラのいる方へと飛び降りた。
タッ
コブラ「大丈夫かレディ」
レディ「右手の感覚が無いわ……どうやら面倒な事になったみたいね…」
コブラ「そいつはまずいな…アンドレイが古代の火星機械工学に精通してりゃあ良かったんだが」
レディ「そんな事あるわけないでしょ」フフッ
ブォオオーッ!
レディ「あっ!」
コブラ「あら!?」
ボゴオオーン!
負傷を確かめ合う二人に向けて放たれた火の玉は、火炎壺とは一線を画す熱量の爆発を生じさせた。
しかし投擲物としては遅い弾速が二人に味方をし、コブラもレディも丸焼けになる事なく難を逃れていた。
コブラ「ケッ、今さらファイヤーボール如きじゃ驚かないぜ。ドラゴンのブレスに比べりゃマッチみたいなもんだ」
レディ「それよりどうするの?あんな所に立て篭もられたら手出し出来ないけれど」
コブラ「いいや出来るさ。手は出さないけどな」
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