33:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 03:01:32.11 ID:arCyxKGf0
ソラール「あれ以来、彼はあそこに座ったまま、何もしようとしない」
34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 03:08:54.05 ID:arCyxKGf0
コブラ「体に時限爆弾を仕掛けられるよりは気楽な話さ。なぁレディ?」
レディ「そうね。にやけ顏でそんな事言えるのは、貴方ぐらいなものって所もね」
35:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 03:17:53.48 ID:arCyxKGf0
ゴゴゴゴゴ… ガコォン
36:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 04:42:36.64 ID:arCyxKGf0
コブラ「ソラール!レディ!後ろだ!」
レディ「えっ?」
37:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 04:48:25.12 ID:arCyxKGf0
遥か彼方の世界に、ラグボールという競技がある。
いにしえから連綿と受け継がれし二つの球技を、宇宙的複雑さに至った人種の誰しもが享受しえる形に縫合し、先鋭化させたもの。
それはスポーツと呼ばれた娯楽の中でも一際過激であり、死人が出てさえも観衆は冷めず、競技者は情熱的な熱波となるものだった。
コブラはその球技を知り、楽しみ、そして参加の経験を持っていたからこそ、迫る鉄の猪に対しても冷静でいられた。
38:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 04:51:20.48 ID:arCyxKGf0
ゴォーン ゴォーン
レディ「? 鐘が…」
39:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 04:54:45.11 ID:arCyxKGf0
タッタッタッタッ…
ソラール「はぁ、はぁ…」
40:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:01:11.05 ID:arCyxKGf0
カーン カーン
41:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:05:34.35 ID:arCyxKGf0
亡者と化した騎士達の剣勢をすり抜け、打ち倒し、飛び交う矢をかわしつつ、コブラがやっとの思いで滑り込んだ廃墟の中には、白い髭を蓄えた筋骨隆々な男がいた。
その男はコブラ達を招き入れ、篝火の側まで案内すると、煤にまみれた掌をすりすりと擦り合わせて煤を払い落としつつ、決めた誰かに言うわけでもなく喋り始める。
アンドレイ「外にいる亡者どもは誰彼構わず襲うが、此処までは来ねえんだ」スリスリ
42:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:10:32.00 ID:arCyxKGf0
コブラ「それにしても、ソウルねぇ………悪魔に魂を売った連中は何百と見てきたが、まさか俺が悪魔以外と魂の取引をする事になるとは思わなかったぜ」
アンドレイ「……妙な事言うなアンタ。デーモン共は取引になんか応じねえぞ。ヤツらは奪うだけだ」
43:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 05:28:03.95 ID:arCyxKGf0
ズカーッ!
亡者戦士「グゥオ…」ドサァ
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