35:名無しNIPPER[saga]
2016/09/16(金) 03:17:53.48 ID:arCyxKGf0
ゴゴゴゴゴ… ガコォン
コブラ「レバーで開く城門がしっかり動くって事は、この先にも間違いなく何かいるな」
ソラール「それはどういう意味だ?」
コブラ「気付かないのか?錆まみれな城門にしては動きが滑らか過ぎる。最近まで誰かが整備していた証だ」
亡者戦士「グォア!」ブン
コブラ「おっと危ない」ヒョイッ
ソラール「ふん!」
ドカッ! ドシャアッ…
コブラ「ヒュウ……盾ごと叩っ斬るとは恐れいったな。今更だが、アンタ何者なんだ?」
ソラール「名はソラールと言う。太陽の戦士だ。太陽を信奉し、偉大なものを目指す者」
コブラ「ソラールか……古代スペイン語で太陽に依るという意味だ。アンタにピッタリだぜ」
ソラール(すぺいん語?)
コブラ「紹介が遅れたが、俺はコブラだ。彼女はレディ」
レディ「よろしくお願いね」スッ
ソラール「む、こちらこそ」ギュッ…
ソラール(なんと滑らかな手なんだ……これが手甲をつけた者の手だというのか?)
ソラール(それに鎧もやけに身体を浮き立たせて……いや、密着しているのか?瞳もまるで真珠のようだ)
ソラール(……大沼という地に住まう者が、呪術を用いて身体を鉄に変える術を編み出したと聞くが…この者らはもしや呪術師なのか?)
ソラール(そう考えれば、竜を焼いた巨大な爆発にも納得がいくが…)
コブラ「んー?」
レディ「分かれ道ね。どうするの?」
コブラ「空から見た限りじゃこのまま進んでも問題無いが、手ぶらで行くのも手元が寂しい。どこかでお土産でも買いたいなぁ。とびきりイカした剣とかね」
レディ「右に行くのはやめておいた方がいいと思うわ。なんだか嫌な臭いがするもの。もしかすると下水に繋がっているのかも…」
ソラール「いや、待て。この先を見てくれ」
レディ「?」
アーマードタスク「………」フーッ フーッ
レディ「サイボーグ!?なぜこんな所に!?」
ソラール「さい…なんだ?」
コブラ「おいおい勘弁してくれ……悪魔とドラゴンとミノタウロスと来たのにここでサイボーグはないだろ。この世界の神様とやらも酷く酔い潰れてるようだぜ。しかもあの体格を見るに、やっこさんは相当に高出力だ。アイドリングもふかして準備も万端。嫌な相手さ」
レディ「サイコガンで倒せないかしら?」
コブラ「倒せるだろうが後に続かないだろう。今日の俺はコンデションが最悪で、サイコガンを一発撃つたびに二日酔いになっちまうらしい。それに見ろよレディ」
弩兵亡者「………」
ソラール「狙撃兵……」
レディ「貴方の雷ではどう?」
ソラール「恐らく厳しいだろうな……破壊力はあるが練るのに手間取るから、先ほどコブラ殿の言ったような事になるだけ…」
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